投資総額1,000億円の夢が瓦解 中国観光バブルの終焉

観中国へようこそ。11月5日のニュースをお伝えします。
近年、生活の時間の流れが早く感じられ、都市化が進む中で、
中国の伝統的な古い街並みである観光地、古鎮をおとで出る旅が、若者の間で人気を集めていました。
鳳凰湖上や宇鎮が一躍脚光を浴びたことをきっかけに、
中国各地では一夜にして数え切れないほどの古鎮観光地が誕生しました。
また、審議も定かでない千年の古墳が乱立し、
どの省にも実証・歴史ある古鎮が存在するようになりました。
ところが、その熱狂は長くは続きませんでした。
わずか数か月のうちに、これらの古鎮は次々と赤字に転落し、営業停止や閉鎖に追い込まれていきました。
中には、およそ460億円という巨額を投じて建設された古鎮が、わずか数年で休業を余儀なくされた例もあります。
かつて人であふれかえっていた観光地が、なぜ突然、無人の街になってしまったのでしょうか。
全国で同時に起きた古鎮ブームの崩壊は、偶然ではなく構造的な問題が浮上しています。
例えば、湖南省の大雄古城は、長河海漁遊集団が主導して開発した一大プロジェクトでした。
およそ520億円を超える資金が投じられ、面積22ヘクタールに及ぶ広大な敷地には、古都の街並みを再現した壮大な観光都市が作られました。
しかし、2024年上半期の有料入場者は、1日当たり20人にも満たず、開業から4年で、およそ210億円の損失を計上、資産は最終的にマイナスおよそ63億円に転落しました。
残ったのは、バブルの遺産と化した巨大な空間だけです。
この失敗は決して例外ではありません。
2020年から2022年の3年間で、全国では200ヵ所を超える人口古鎮が倒産しました。
多くの施設が完成してから一度も正式にオープンすることなく幕を下ろしました。
かつて人並みで身動きが取れなかった観光地が、今やかんほどりのなく風景へ、原因は自らの足元にありました。
古鎮衰退の背景には3つの落とし穴があります。
第一は、横並びのテンプレート開発です。
これにより開発業者は、成功例をそのまま模倣しました。
その結果、どの古鎮も似たような外観ばかりとなりました。
湖南でも、西海でも目に入るのは、白樺と黒瓦、
いにしえに習う廃坊、石畳の通り、
通りを歩けば必ずシュー豆腐、焼きソーセージ、竹筒ミルクティーの3点セットが並びます。
中国旅遊研究院の調査では、93.4%の観光客が、古鎮はどこも似たようなものと回答しています。
外見だけを古風にしたて、文化の深みや物語を掘り下げない。
結果として、どこへ行っても同じ土産物市場に迷い込んだような感覚を与え、
一度行けばもう十分という印象を残すのです。
第2は、不透明な商法の横行です。
2025年6月、礼光即賀古鎮のバーで、観光客の男性がクラフトビール4杯を注文したところ、
会計はおよそ4万3千円でした。
店側は、値札を出していると主張し、カウンターの隅にある黒板に値段が小さく書かれていました。
ネット通販では、1リットルあたりおよそ1000円の価格となっています。
このような観光客長瀬のケースは後を絶ちません。
終送では、かき氷2杯でおよそ3万円。
重計のある古鎮では、6個の飴がおよそ9万円という信じがたい事件もありました。
店主たちは、値段を確認しなかったのが悪いと開き直り、SNS上には二度と行かないと怒りの声が相次ぎました。
こうして口コミの信頼を失った古鎮は、訪れる人を次々と失っていったのです。
第3話、環境悪化と安全性の欠如です。
多くの古鎮では、川にビニール袋やペットボトルが浮かび、水は濁り、悪臭が放たれています。
公衆トイレは清掃が行き届かず、観光客の気分を一気に冷ます要因となっています。
さらに深刻なのは、プライバシーの問題です。
2025年2月、雲南省大理の民宿、南国城トーマスゲストハウスに宿泊した観光客が、ベッド上のコンセントに隠された小型カメラを発見しました。
レンズは寝室を正面から撮影できる位置にありました。
オーナーは子供の見守り用だと主張しました。
しかし、警察の調査で遠隔監視が可能な盗撮機器であることが判明、過去の宿泊客の映像も保存されていたことが分かり、オーナーは拘留、民宿は営業停止処分となりました。
この事件をきっかけに、多くの観光客が寝ている間も監視されているのではと不安を抱き、古鎮での宿泊への信頼は崩壊しました。
こうした3つの要因が重なり、観光客は年々減少し、古鎮バブルは次第に崩壊したのです。
この8年間で全国の古鎮開発に投じられた資金は、少なくともおよそ1040億円とされています。
そのうち、大洋古城のようにおよそ520億円を投じた代表的案件でさえ、最終的には赤字に転落、開発業者も店舗経営者も損失をこむり、痛みを伴う教訓を残しました。
いつも缶中国をご覧いただいている皆様にお知らせがございます。
2020年に日韓対が協賽した中国共産党政権による臓器集団の停止をテーマとするポスターコンクールで入賞した作品が、11月10日から12日まで東京都文京区の文京シビックセンターで展示されます。
また、11日火曜日19時から中国臓器集団の実態を徹底調査したドキュメンタリー映画、「ヒューマンハーベスト」の上映会が行われます。
この映画は国際社会に衝撃を与え、アメリカの放送界最高峰とされるPボディ賞をはじめ、数々の国際的な賞を受賞されたものです。
よろしければどうぞお越しください。
どうもありがとうございました。