なぜ国民の所得引き上げはタブーなのか?

中国見聞
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860 回視聴·2026/08/01
中国共産党が公表した公式統計は、外部から「水増しではないか」と疑われていますが、その見せかけの数字から判断しても、中国経済が危険な悪循環に陥っていることはもはや否定できません
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中国人は、自分たちがなぜお金を使えないのか、その理由をよくわかっています。
中国共産党が公表した公式統計は、外部から水増しではないかと疑われていますが、
その見せかけの数字から判断しても、中国経済が危険な悪循環に陥っていることは、もはや否定できません。
需要不足、物価下落、所得減少、さらなる需要の打ち込み。
デフレと内需不足に直面した多くの国は、商品券や現金給付などを通じて家計の過所分所得を増やし、消費を喚起してきました。
しかし、中共政権は一貫してこうした政策を取ろうとしてきませんでした。
それは、できないからなのでしょうか?
それとも、やりたくないからなのでしょうか?
今回は、中共が問題の所在を十分理解していながら、なぜ国民の所得引上げに踏み切ろうとしないのか、その理由を見ていきます。
では、なぜ中国の人々は消費を控えているのでしょうか?
実は、その答えはとても単純です。
今年6月27日、北京で中国マクロ経済フォーラム2026年中間フォーラムが開催されました。
これまで、このような政府職の強いフォーラムでは、中国経済の成長や成果を強調する発言が中心でした。
しかし今回は、現職や元政府顧問らが、中国経済の最大の問題は需要不足だと異例の形で認め、内需拡大や消費回復を最優先課題として政策転換を求めました。
さらに、中国人民銀行の元顧問である劉誠金氏は、現在の中国経済が抱える最大の問題は、国民の消費力があまりにも弱いことだと率直に指摘しました。
そのため劉氏は、景気対策の半分以上をインフラ整備や企業支援ではなく、国民の所得向上に直接当てるべきだと提言しました。
また、農村部の住民や都市部の無職者を対象とする基礎年金を、現在の月額4800円余りから24000円へ引き上げるべきだとも主張しました。
つまり、中国人口の半数以上を占める低所得層が、実際に消費できるだけの所得を得られるようにするべきだということです。
体制内の顧問たちが、国民に現金を給付すべきだと口善と訴えるのは、中国では極めて異例のことです。
それは、中国の政策決定層自身が中国経済の足を引っ張っている最大の要因は、供給ではなく国民の消費力不足にあることを十分理解していることを示しています。
実際、世界の多くの国も同じような問題に直面してきました。
大事不足に陥った際、多くの国は財政支出を通じて国民の所得を引き上げ、消費を喚起してきました。
日本やアメリカ、カナダなどもその代表的な例です。
こうした専門家たちは、一般には公開されていないデータを把握しています。
しかし、そのようなデータがなくても、中国経済が急速に冷え込んでいることは、街に出ればすぐにわかります。
失業が増え、企業の倒産が相次ぎ、街の商売も冷え込んでいます。
多くの家庭が財布の紐を締め、消費を控えるようになっています。
私たちは23つの部屋を持っています。
今は毎日2〜3つの部屋を開くことができます。
本当に空の部屋が大きいです。
商売は非常に強強です。
私は全ての責任を運営することです。
市場で活躍していなければなりませんでした。
値段も減りました。
当時はまだ注文がありませんでした。
今の甲州の状況は、話しても信じてもらえないかもしれません。
給料を支払えない会社が出てきています。
もっとひどいのは、昼間まで普通に働いていたのに、
その日の夜にはグループチャットで会社は解散しますと通知され、
そのまま会社がなくなってしまうケースまであることです。
会社だけではありません。
町中の店も何とか営業を続けています。
店舗上との張り紙が出ている店があちこちにありますが、
引き継ぎ手はなかなか見つかりません。
店を経営する人や起業した人の多くは、
1ヶ月働いても家賃すら払えず、利益など到底出ません。
実際に利益を出せている店はごくわずかです。
昔は子供を育てるのは、お箸を一銭増やすようなものだと言われていました。
でも今は違います。
子供が重い肺炎にかかった場合、
治療費だけで15万円以上かかるそうです。
実際に、友人の娘もそうでした。
その友人は、あの2年間はタバコすら吸えなかったと話していました。
それはたまたま運が悪かっただけだ、という人もいるかもしれません。
ですが、子供の肺炎は決して珍しい病気ではありません。
それを知った瞬間、私は愕然としました。
まるで、頂上の見えない山を登っているような気分でした。
自分が登りきれるかどうかもわからないのに、背中には2つの重荷を背負っています。
一つは、先の見えない将来。
もう一つは、子供の未来です。
自分が倒れるだけなら構いません。
でも、子供はどうなるのでしょうか。
この言葉は、多くの若い世代が抱える不安を象徴しています。
収入への不安を抱える一方で、教育費や医療費の負担は年々重くなっています。
こうした状況では、真っ先に削られるのは消費です。
では、中国経済の問題は何なのか。
そして、中共当局はそれを知らないのでしょうか。
答えは、知っている、です。
各級政府は、経済統計をよく見せることに慣れています。
しかし、それでも公式統計は、中国経済が抱える最も深刻な問題を隠しきれなくなっています。
今年5月、中国の社会消費税小売総額は前年同月比0.6%減となり、
2022年のコロナ禍以来、初めて単月で前年同月を下回りました。
特に落ち込みが大きかったのは、食品などの生活支出品ではなく、
自動車や家電、住宅リフォーム、家具などの耐久消費税でした。
これは、国民が高額な支出を自ら控えていることを示しています。
そして、その背景にあるのは、将来への不安や自信の喪失です。
需要不足が企業の値下げを招き、企業収入や所得を仕下げ、
それがさらに消費を冷え込ませる、こうしてデフレの悪循環が生まれています。
中共は問題の本質を十分理解しています。
デフレから脱却するには、国民の所得を引き上げ、社会保障を充実させ、
人々が安心して消費できる環境を整える必要があります。
しかし、中共はその道を選びませんでした。
2022年5月、習近平は、給税への寄稿で福祉主義に走ってはならないと述べ、
幸福主は怠け者を生み、財政負担を増やすとの考えを示しました。
しかし、実際の中国社会はどうでしょうか。
中国の就業者は平均で週48.2時間働いており、
幸福主が人を怠けさせるという説明とは大きく異なります。
さらに、中国の社会保障支出はGDPの約8%に過ぎません。
つまり、中国は幸福主社会とはほど遠く、むしろ社会保障が十分とは言えない状況にあります。
では、なぜ中共は今なお国民の所得を引き上げようとしないのでしょうか。
その理由は単なる経済問題ではなく、権力と利益の問題だからです。
それは政府や国有部門が握る資源の一部を国民へ再分配することを意味します。
国有企業は単なる経済資産ではなく、中共にとって財政や利益配分、政権維持を支える重要な基盤です。
そのため、国民の所得を引き上げることは単なる経済政策ではなく、既存の権力と利益構造の見直しにつながります。
中共は問題の解決策を知らないのではありません。
本当に有効な方法が現在の権力と利益構造に影響を及ぼすため、選ぼうとしないのです。
共産主義を掲げる政権でありながら、国民と富を分かち合おうとしない。
それこそが、現在の中国を象徴する最も皮肉な現実なのかもしれません。
