医薬品のヒルドイドが値上がりする件についてお話します

北條元治 | 形成外科医・肌の再生医療の専門家
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#スキンケア #保湿 #ヒルドイド
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皆さんこんにちは 肌の再生医療の北條元治です
ヒルドイドというお薬ご存知でしょうか?
アトピーとかですね
肥厚性瘢痕とかですね
そういうような皮膚疾患に対して 認められている薬剤を
保湿の目的のために 保険で処方してもらって
保険というのは税金ですので
税金を使って 三割負担で買って
それを美容目的の 保湿のために使ういうことが
社会問題になっているんですけれども
それが値上がりされた(今後される)ということになります
背景にどういうようなものが あるかというと
これ保険診療の功罪みたいなところでですね
保険診療をやっていると、
どうしても病名がつくと
国家がその三割 もしくは九割を国が負担する
そういうような保険を使って三割
100円のものだったら30円
1000円だったら300円で買える
ヒルドイドも今まで 大体1700-1800円ぐらいですかね
それが500円ぐらいで保険を使って手に入る
そのうちの1000円というのは
保険で賄われる、税金で賄われる
皆さんの懐から供出したもので賄われる
というようなことになっていました
保険財政というものは
どうしても こういうような問題が出てきます
ヒルドイドだけではなくてですね
なんか具合悪くて病院に行くと
病名をつけられて
何らかの薬が処方される、そうしないと
医者が儲かるって言うと 変なんですけれども
ただ働きになってしまうので
どうしても病名を付けて
何かを出すというような
保険診療の功罪の部分の
罪の部分はあるとは思うんですけれども
今回ですね
ジェネリックを使わないとペナルティとして
正規品っていうか、先行薬
ヒルドイドローションみたいなものを使うと 値上げされて
これについてはですね いろんな意見があるとは思います
医者を批判する意見で
儲かるからといって
安易に病気じゃない人に薬を出すのは 医者のせい
みたいな意見もあるし
美容目的に 保険財政を使うのはけしからん
みたいな意見もあるんですけれども
これってどうしても私の目からすると
起こるべくして起こったのかな という風に思います
保険診療っていうのは
こういうような罪の部分も多い
こういうような保険診療を悪用してしまう
美容目的に使う、それから
儲かるから保険診療を使ってしまうという
負の側面っていうのは 当然持ってるんですけれども
みんなが医療に平等にアクセスできる
それも何の条件もなく
日本人で税金を払ってる
保険料を払っている
税金を払っているものであれば
分け隔てなく三割負担でアクセスできる
これはですね
色んな条件をつけて 「ヒルドイドは駄目よ」とか
ジェネリックはダメよ みたいなものにやると
非常に崇高な概念である 「誰もがアクセスできる」っていうところに
条件が付いてきてしまう ということになります
ですので、私はですね
条件を付けずに
キリスト教の愛みたいな感じでですね
誰でも無条件にできるよとなると
どうしてもそこの部分を悪用して
儲けるために大量に処方する医者とか
美容目的にそれを保険で
七割税金ですので
みんなの拠出したお金ですので
それを美容目的に使うっていう
罪の部分も現れてきてしまう
ただ、それよりも私が思うのはですね
無条件に、キリストの愛のような感じで
日本人だったら誰でも保険料を払ってれば
三割負担でアクセスできますよっていう
その功の部分の方が多いのかな という風に思ってます
勿論、その保険を使って 儲けるために使うとかですね
美容目的に使うのはけしからんという意見も
あるんですけれども
でもやっぱり保険診療の
やっぱり成した功みたいなものにも
目を向けたほうがいいんじゃないかな
というふうに思ってます
こういうような話っていうのは 色々出てきますね
保険診療の罪の部分
功罪の"罪"の部分っていうのは 色々あるんですけれども
これ完全に私の個人的な見解になりますし
私が医者という、保険診療というか
保険制度によって賄われるところで
そういうような文化の中で育った中での
医療関係者の意見 というようなことでもあるのかな
というふうに思います
本質的な部分は変わらないのかな という風に思います
ヒルドイドってやっぱり、目の敵になる
儲かるからといって
保険診療で出す医者がけしからんとか
美容目的にヒルドイドを処方してもらって
税金使うのはけしからんみたいな
意見はあるんですけど
いろいろな考え方があって
こういうような問題って
何か良い制度の下にはやっぱり
絶対にそれを悪用しちゃうっていうのも あるんですけども
だから悪用してしまうから駄目とは 言えないですね
生活保護もそうですよね
あれによって本当に命が
繋いでいけてる人っていうのは いっぱいいるけど
私はいい制度だと思いますよ
当然なきゃいけない 制度だと思うんですけど
悪用する人もいる
ジェネリックを選ばないと
自己負担額が増えるっていう方向に
多分進んでいくと、
今まではジェネリックを 選ぼうが選ばまいが
定価そのもの自体がジェネリックじゃない
先行薬の方が高かったので
三割負担なので高いっていう
単純なその構図だけだったんですよね
そもそもジェネリックが安いので
安いものの三割は安い
高いものの三割は高いっていう それだけだったのに
今度はここの文面からすると
厚生労働省は患者側の負担も
ジェネリックを選ばないんだったら
患者負担も多くするぞって話だと思うよ
ジェネリックじゃないものを選ぶならね。
ジェネリックを選ぶなら 三割負担でオッケーだけど
ジェネリックじゃない ヒルドイド本体を選ぶんだったら
半額負担ね、みたいなことだとは 思うんですけどね
そもそもヒルドイドそのもの自体に
たいした薬理作用はないですね
これって形成外科領域で よく出す薬なんですけども
傷跡が治らないとか
それから乾燥するとか、アトピーとか
そういう時に出すんですよね
肥厚性瘢痕とか
そういう薬って大した薬効もないけど
「なんか薬出さないといかんな」 みたいな時に
使われてる薬でしたね、ヒルドイドは
ヒルドイドローションとかヒルドイドって、
その同じような感じでビオフェルミン
ビオフェルミンも 保健診療で出せるんですよね
あれって我々は
「お菓子」って呼んでたので
ヒルドイドも我々の世界では「クリーム」
化粧品みたいな感覚で 出してたっていうのもあるよね
