中共支持者から反共活動家へ──心の変遷を語る

最近、台湾の歌手、チェンボー・ユウエンさんが制作した曲、「大陸へ反抗せよ!」が、
中国共産党の支配にやけがさしている多くの人々の心を代弁しています。
かつて彼は、中国本土に留学していた頃、中共を支持する小粉紅でした。
今回は、彼がどのようにして考えを変えていったのか、その経緯をご紹介します。
私は子供の頃から武術を練習するのが好きでした。
あまりにやんちゃだったので、家族は私を手に負えないと感じ、
13歳の時に私を中国本土の松林寺武術学校に送り込みました。
そのまま2年間そこに滞在しました。
当時、松林寺で私の面倒をよく見てくれたある人が、
花京大学という中国本土の学校に通えるように手配してくれました。
その時、私は花京大学が中共統一宣戦部に所属する大学であることも、
統一宣戦部が何なのかも知りませんでした。
2018年、花京大学で学んでいた頃、
耳にするのは中国はすごいという宣伝ばかりでした。
その時の私は、習近平は非常に偉大な人物だと思っていて、
スマホの壁紙も習近平の写真にしていました。
それほど彼を崇拝していたのです。
ずっと中共による洗脳のような教育を受けていました。
そこでは、日本を憎み、アメリカに反撃し、
中華民族の偉大なる復興を目指すべきだという思想が繰り返し教え込まれていました。
そうした中で、すっかり中共統一宣戦部に洗脳されていた陳保元さんは、
中国共産党を固く支持する小粉紅となっていました。
しかし、2020年に新型コロナウイルスのパンデミックが起こり、
陳保元さんは学業を中断して台湾に帰国しました。
そこで彼は真実に触れる機会を得て、
これまでの自分の認識を見つめ直し始めました。
彼は、その時期が人生で最も苦しい経験だったと語っています。
その後、私は台湾に戻ってきて、
中共が実施したロックダウン政策によってたくさんの人が命を落としたことを知りました。
習近平が一連の間違った政策を行った結果、
それまで改革開放の中で普通に生活していた多くの中国人たちが、
今のような状況に追い込まれたのです。
そこから私は、さらに真実を深く掘り下げていきました。
毛沢東の一つ一つ誤った政策に加えて、
大基金や文化大革命などによって少なくとも8000万人の中国人が命を落とし、
さらには1億人以上が迫害を受けたことを知りました。
その時から、私は自分自身を疑い始めました。
私が今まで支持してきた中国共産党が言っていること、宣伝していることは本当に正しいのだろうかと。
そして、2024年に兵役に就いていた時、
私は尊文が中華民国を原告したということを知りました。
小粉紅だった私にとって、本当の中国とは中華人民共和国なのか、それとも中華民国なのか、疑問を持ち始めました。
それから私は、自分がかつて支持していたこの政府を否定し始め、少しずつ目を覚ましていきました。
その頃は何もできないまま、毎晩眠れずにいました。
自分が以前支持してきたすべてを否定しようとすることは、本当に辛いことだと感じました。
しかし、国府や中華民国の歴史に触れた時、私は、これこそが本当の中国人だ、と思うようになりました。
マルクス例人主義を支持しないことこそが正しい道なのだと気づいたのです。
これは自分にとって非常に大きな転機でした。
また、チェンボー・ユエンさんは、大学時代は勉強があまり好きではなかったものの、
音楽には強い関心があり、作曲を始めたと話しています。
当時開設したアカウントには、すでに100万人以上のフォロワーがいたそうです。
その後彼は、大陸へ反抗せよ、という曲も制作しました。
その曲では、こう歌われています。
大陸を反抗していこう。
中国全土の民衆を救い出し、三民主義を実現しよう。
それこそが、本当の中華の子孫が持つべき誇り。
共産主義を打倒して、もともと中華民国に属していた占領地を取り戻す。
今や世界中が反共に手を貸しているというのに、一部の人はそれを諦めている。
みんな、本当の敵が誰かを忘れないでほしい。
あいつは海峡の向こう岸で、私たちが団結できないのを見ている。
これらのことは、百年も前の話ではない。
それでも私は信じている。
中華民国はきっと勝利する。
大陸へ反抗せよというこの曲は、私が目覚める過程で少しずつ書き上げたものです。
書きながら涙を流していました。
実はずいぶん前に完成していたのですが、
当時はもし出したら台湾の人たちには受け入れてもらえないかもしれないと思って発表を控えていました。
ちょうどその時、今の国民党がとても親中共的な姿勢を見せていて、
かつて招待席が掲げていた反共政策を全く守っておらず、
むしろ台湾の国会を混乱させているのを目にしました。
多くの人が国民党中央委員会の門の前に集まり、国民党に抗議していて、
そこにはおよそ8000人もの人がいました。
私はその時、国民党が大陸へ反抗せよを叫ぶのなら、
この歌を出して彼らの前で歌った方がいいと思ったのです。
そして実際に中央委員会の門の前でこの歌を歌ったところ、
そこにいた国民党の人たちは完全に呆然としていて、
私にどう反論していいかわからない様子でした。
チェンボ・ユウエンさんは、このように心の変化を経験した後、
2024年に台湾のネットインフルエンサーバージョンさんとともに
中国当選ドキュメンタリーを制作し、
昨年12月6日と28日にバージョンさんのYouTubeチャンネルで公開しました。
再生回数は290万回を超え、台湾社会で大きな話題となりました。
また、チェンボ・ユウエンさんは、中国の福建省で潜入取材を行い、
中国共産党が台湾青年創業園という施設を通じて台湾人に対して
中国に会社を登記すれば、巨額の資金を無償で提供すると誘っている実態を現地で撮影しました。
チェンボ・ユウエンさんはこう語っています。
もらえるお金が多ければ多いほど、中共が仕掛けた罠から逃げられなくなり、
どんどん深みにはまっていきます。
たとえ、反共の看板を掲げて中共の金を稼いでいるつもりでも、
すでにその思想は少しずつ中共に浸透されているのです。
こういう活動には参加されたことがあるようですね。
ご希望であれば、1ヶ月分のスケジュールをぎっしり組んであげます。
すべて無料で、食事も宿泊もつきます。
人を連れて来てもいいんですか?それとも?
台湾から来た方であれば大丈夫です。
18歳から35歳、場合によっては45歳まででも可能です。
台湾の若者がここに来た場合、どのような補助が受けられますか?
企業の初期資金として、5万元から20万元、
さらに投資資金として20万元から40万元が支給されます。
これらのお金は返す必要がなく、すべて無償で提供されます。
また、映像でチェン・ボン・ユウエンさんと面会した担当者は、
台湾人が現地に来れば、行政手続きに約1ヶ月ほどかけるだけで、
中国の身分証を取得できると話しました。
一度身分証を手に入れれば、地元の銀行との交渉や、
クレジットカードの発行、各種の金銭的補助、
さらには高額な融資までサポートしてくれるというのです。
ドキュメンタリーでは、現在すでに10万人以上の台湾人が
中国の身分証を所持していることも明らかにされています。
この動画が公開された後、チェン・ボン・ユウエンさんに
多数の脅迫電話がかかってきました。
電話の中では、今どこにいるんだとしずこく聞かれたり、
殺すぞといった死の脅迫まで受けたりしたといいます。
チェン・ボン・ユウエンさんは、一度目覚め、
この道を選んだ以上、もう恐れることはないと語っています。
ご視聴ありがとうございました。