日本にも広がる中共の「越境弾圧」の影 国際シンポジウムで警鐘

大紀元 エポックタイムズ・ジャパン
746 フォロワー
320 回視聴·2025/09/10
中国共産党による「越境弾圧」が国際社会で深刻な問題となっている。海外に逃れたはずの人々がなお監視や脅迫を受け、家族への報復や旅券更新拒否によって帰国を強いられる実態が各地で報告されている。こうしたなか、日本ウイグル協会はシンポジウムを開催し、ウイグルやモンゴル、チベット、香港の出身者に加え、日本の研究者や国際人権団体の専門家が登壇した。参加者は、中国が現地当局の承認なしに設置する「海外警察拠点」や、香港国家安全維持法による域外処罰の危険性などを指摘。国外にいても安全は保障されず、日本社会も決して無縁ではない現実が浮き彫りとなっている。
状況は非常に嬉しくないといいますか
国境を超える弾痛は実は世界中で非常に拡大しています
国境を超える弾痛を行っている国が非常に増えていて
そして実際にその弾痛が起こっている国がとんでもない数が増えています
先日、中国共産党政権が国境を超えて海外在住者に被害を加えたり
脅迫や嫌がらせをしたりする越境弾圧に関する
日本ウイグル協会主催のシンポジウムが開催された
ウイグルやモンゴル、チベット、香港出身者が出席したほか
一橋大学の市原舞子教授
国際人権団体ヒューマンライツウォッチの
アジア局プログラムオフィサーの笠井徹平氏らが講演を行った
中共による越境弾圧の一環として
海外警察拠点を日本を含め世界各地に許可を得ないで設置し
在外中国人への監視や帰国の強要を行ってきた
加えて、旅権更新拒否、家族への圧力、嫌がらせなども上等手段である
ファールンボン学習者やウイグル人、人権活動からが主な標的とされ
国外に逃れても安全が保障されない状況が続いている
国際社会はこれを越境弾圧の典型と位置付け
欧米各国は調査や閉鎖措置を進めている
一橋大学の市原舞子教授は
中共政権による越境弾圧は世界最大規模であり
対象者の数も手段の範囲も圧倒的だと指摘している
国際NGOフリーダムハウスによる2023年の調査では
少なくとも50カ国が越境弾圧を実施し
世界で約350万人が被害を受けたと推算されている
その中でも中共は突出しており
ファールンボン学習者やウイグル人、チベット人
民主活動からが主要な標的となっている
市原教授は
カンボジアやインドから日本在住者に対して
圧力が加えられた例もあり
実際の被害者数は公式推計を大きく上回る可能性が高いと述べた
さらに従来の脅迫や家族への降伏に加えて
中共は自国の法律を国境を越えて適用することで
弾圧を強化している
2020年施行の香港国家安全維持法は
香港外での言動も処罰対象とし
日本国内でSNSに意見を投稿した香港人学生が
一時帰国時に拘束された事例も確認されている
市原教授は
いきがい適用は日本の主権侵害そのものだと警鐘を鳴らした
国際人権団体Human Rights Watchのアジア局プログラムオフィサー
笠井徹平氏は
日常的な活動でさえ
当局は神経を尖らせている事例について語った
笠井氏によると
チベットの植文化を広めるといった文化的な取り組みが
中共当局の監視対象となったという
笠井氏は
内モンゴル出身の活動家の本を扱った読書会に参加しただけで
標的にされた事例も確認していると話し
中共が国内でごく日常的な表現活動まで
監視の対象にしている実態を明らかにした
また
東京新宿駅で行われた白紙運動の企画に関わった人物が
在日中国大使館から圧力を受けた事例もあった
被害を受けた人の多くが
中共当局から本人や母国に住む親族に直接連絡があり
日本での活動をやめろと迫られたという
裏付けとして
WeChatでのやりとりの記録
ビデオ通話の録画
防犯カメラ映像などが提示され
証言の信憑性は高い
圧力を受けても活動をやめなかった人が大多数であったが
中には嫌がらせを受けて怖くなったと
人権活動や政治活動から退いた人もいた
さらに
日本での活動の停止を強要するにとどまらず
所属団体やコミュニティに関する情報提供を求められた事例もあったという
加西氏はこれについて
被害者自身を利用して
さらに網羅的に情報を収集する手口であると指摘した
日本ウイグル協会のレテプ・アフメット会長は
在日ウイグル人の苦境を話した
アフメット氏は
2017年以降
中国大使館は私たちのパスポート更新を拒否している
更新できなければ在留資格を失い
不法滞在となる
子供は学校を追われ
会社員は職を失う
結局
帰国するしかない
と迫られるが
帰れば収容や失踪の危険があると語った
また
中共当局が現地の家族を介して活動化に
協会の情報や
日本で支援する団体や個人の情報を提供せよ
と迫ってくるという
アフメット氏は次のように語った
これは政府の人なので追加してくれ
どうしてもあなたに話したいことがある
と家族から求められる
拒めば家族がいじめられるので
仕方なく通信アプリに追加する
すると最初は
友達になりましょう
と穏やかに接してくるが
次第に協会の情報や支援者の個人情報などを求めてくる
その上で
アフメット氏は
これはスパイ行為の強要だ
一度従えば要求はエスカレートし
抜け出せなくなる
拒否すれば今度は家族が報復を受ける
どちらにしても地獄であり
精神的な拷問に等しい
こうした事例は珍しいことではなく
いくらでもあると話した
香港の民主化団体
Lady Liberty Hong Kong代表の
アリック・リー氏は
国家安全法と国家安全条例の脅威について話した
この法律は香港以外にも適用され
海外在住の香港人も処罰対象である
リー氏は
2024年末に香港警察は
海外在住の活動家19名に対して逮捕状を出し
最大100万香港ドルの懸賞金までかけたと語った
さらに移動の自由も奪われているという
リー氏は
同じタイミングで
香港政府が海外で活動を続ける
民主化活動家のパスポートを無効化した
海外に住んでいる香港人
活動家はまだ香港パスポートを使っている
そのパスポートがキャンセルされ
活動家たちが海外に移動することは
ものすごく困難になっていると述べた
その上でリー氏は
私の両親は脅迫を受けていたことがある
これは活動をやめさせるための圧力だと懸念を示した
それなのでこれに関して
より大きく周知していく必要があると思います
今のところは基本的にはないですね
ただ探りを入れるような動きはあります
可能性はあるというか
それが望ましいと思います
連携をするべきだと思います
特に中国の問題になると
どの国もやはり経済的な影響を考慮して
非常に動きにくいという傾向がありますけれども
それなので国際的に手を携えて
動いた方がいいと思います
日本はいずれにしてもG7の他の国々と
補充を合わせるというふうに言っているわけですし
他方で例えば2022年に
政府側のディフェンダーズが指摘した
海外警察の問題のようなことに関して
日本政府の方はまだきちんと対応を取っていないわけですので
そうした対応で足並みを揃えるということを
国際的にやっていくのは重要だと思います
大学自体が市民社会と手を組んでということよりは
おそらく研究者一人一人が市民社会と手を組む方が
ちょっとハードルが低いかと思うんですけど
そういうような形で
特に国境を超える弾圧というのが
どういうものが起こっているのかという
実態調査もそうですし
それからそれに対する対応として
先進的な取り組みは何があるのか
何があるのかということを調査していって
政策の体現をしていくということをやる上で
本当に最前線の活動家の方々と
接触をしている接見がある
市民社会の人たちと研究者が
協力をするというのは非常に重要だと思います
意識は弱いですね
報道自体が少ないので
あまり知らないと思います
ただここのところもちろん
中国が行っているものもそうですし
それからカンボジア政府による国境を超えた弾圧とか
あるいはインド政府が行っているようなものとか
そういうものに関してちょっとずつ
情報が出てきていますので
本当に少しずつ
認識は深まってきているかなと思います
世界に密かに広がりつつある越境弾圧
日本はいかに対処すべきなのか
国家として毅然と立ち向かい
国民の安全と主権を守り抜くための
具体的な行動が
今まさに強く迫られている
