ヘリと飛行機を合体した夢の航空機 失敗に終わった驚愕の理由【ゆっくり解説】【航空工学】【シコルスキー S-72 Xウイング】

航空工学館【航空技術ゆっくり解説】
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#飛行機 #航空 #ゆっくり解説
◆チャンネルについて
このチャンネルでは航空機技術に関する仕組み、構造などをゆっくり解説していきます。
◆動画について
今回はシコルスキー S-72 Xウイングを中心にヘリと前進飛行機を組み合わせた機体の仕組みなどについてゆっくり解説していきます。
ねえ魔理沙私思いついたのよん何を
思いついたんだ飛行機ってとても便利だ
けど
離陸と着陸が大掛かりで大変じゃないそれ
に一度飛び立ったら着陸するまで止まれ
ないのも欠点だと思うのよ確かにそれは
不便かもなそこで飛行機の機体に
ヘリコプターのような翼をつけるのはどう
かしらこれなら離陸や着陸の時に大掛かり
な滑走路がいらないしその場にとどまり
たい時に自由にとどまれて便利じゃないあ
あその仕組みならもうすでに計画された
ことがあるぞええそうなの私が一晩寝ずに
考えたのにそれじゃあ今日はヘリと飛行機
のいいとこどりをした夢の期待
シコルスキーS72xウイングの仕組みや
開発計画を詳しく解説していくぜこの
チャンネルでは航空機技術に関する仕組み
構造などを解説していくから良かったら
チャンネル登録で応援してもらえると
嬉しいんだぜ
私と同じアイディアをひらめくなんていい
センスだわその計画はいつあったの
1970年代から80年代にかけてだな
そんな前に考えられていたの
霊夢が考えられそうなことのほとんどは
既にあるかとっくに検討されてると思うん
だぜまあそりゃそうよねその計画で生まれ
たのはS72xウイングという機体で
アメリカのヘリコプター製造会社
シコルスキー社が開発した試験機だ見た目
の通り期待の上部にはヘリコプターのよう
なローターを備え加えて固定翼と2期の
ジェットエンジンを兼ね備えたヘリと飛行
機を合体したような機体だったんだ
離着陸時はローターを使って垂直に離着陸
し通常のヘリコプターのように空中で静止
することができ水平に飛行したいときは
機体の左右に取り付けられた固定翼で揚力
を得て2機のジェットエンジンから水力を
得て飛行できる設計だすごいわね当時は
なんでこの設計を実現しようと思ったの後
で開発経緯については詳しく解説するが
大まかには霊夢がさっき言っていたのと
同じでヘリコプターと飛行機のいいとこ
どりができると考えられていたからだぜ
ヘリコプターのメリットといえば
固定翼の飛行機に比べて狭い場所で離着陸
できることや空中でホバリングしてその場
に留まることができることが挙げられる
こういった特徴から使い勝手がよく
幅広い用途に使用されているんだぜその
反面飛行速度は300キロ前後が限界だと
言われていて
移動速度では固定翼の飛行機よりも劣るん
だ一方で
固定翼の飛行機は離着陸が大掛かりで一度
離陸すると止まれないが飛行速度は一般的
なジェット旅客機で800から900キロ
ターボプロップのプロペラ機でも500
から650キロほどありヘリコプターの倍
以上だS72ではこの両方の性能を
併せ持つ機体を実現させようとしていたん
だぜまさに夢の航空機じゃないそうだぜ
機体はシコルスキー車の既存期待を流用し
て開発されたんだ
Xウイングと名付けられた4枚のブレード
からなるロータシステムは一般的な
ヘリコプターのようなしなりのあるもので
はなく
合成のある作りになっている回転翼の動力
となる種エンジンは民間ヘリコプター用の
エンジンとしてFAAの型式照明を初めて
取得した
ゼネラルエレクトリックのT58が2機
搭載され
推進用のジェットエンジンを使用しなくて
も最高速度370キロを発揮したぜ
ヘリコプターとしても高性能だったのね
ああそしてこのローターは
固定翼とジェットエンジン使用時の全身
飛行中には停止して
補助翼としても機能するんださらに
ジェットエンジンの吸気の一部はこのX
ウイングから廃棄されることで
揚力の微調整を行うことができたこれは
従来のヘリコプターのローターブレードの
角度を可変させる機能と同じような効果を
得ることができたんだとても効率的な
仕組みだったのね全身飛行の方はどうだっ
たの
期待に2機搭載された推進用エンジンは
ゼネラルエレクトリックのターボファン
エンジンで回転翼のみで飛行する場合は
取り外すことも可能だ前進飛行時に揚力を
発生させる固定翼は迎え角を変更すること
ができエルロンやフラップの機能も
兼ね備えしているあくまでメインは回転翼
による飛行で全身飛行機能は補助的なもの
だったが回転翼を使わずこの全身飛行機能
の装備だけでも飛行できるだけの性能を
持っていたぜすごいわね全身飛行の速度は
どれくらいだったの
複合ヘリコプターモードという
ヘリコプター装備と全身飛行装備を併用し
た状態で約550キロだったぜ通常の
ヘリコプターに比べたら全然早いのね
まさにいいとこどりの画期的な機体に
思えるんだけど今この機体はどうなって
いるのそれが
計画が中止されて実用化には至っていない
んだなんでよ実用化できていたらとても
便利な技術になる気がするのにまあ
落ち着けそれじゃあここからはS72x
ウイングの開発計画の経緯を紹介しながら
なぜ実用化できずに中止されたのかについ
て解説していくぜ
まずはS72の開発経緯だ1970年代
初頭ヘリコプターのローター特性などは大
規模な風洞などでテストするしかなかった
そのため実際の試験飛行までに設計の不備
などに気づかないことが多く開発効率が
悪かったんだ試験飛行で風動実験では
わからない問題が分かって開発を差し戻す
手間がかかっていたってことそうだぜそこ
でアメリカ陸軍とアメリカ航空宇宙局
NASAは風洞実験では得られない実飛行
データを開発段階でいる方法を考えたんだ
そこで考案されたのが
従来のヘリコプターに全身飛行の性能を
持たせた試験機の導入だったこれなら
データを取るために飛行中にローターを
止めたり
万が一設計上の欠陥があっても全身飛行の
機能で飛び続けることができるそれでいて
風動実験では得られない様々なデータを
得ることができるから開発効率の向上が
期待されたんだじゃあ最初はローターの
設計なんかを効率化するために生まれた
計画だったのねああ
ヘリコプターとして実用化を目指すことに
なるのはもう少し後のことなんだアメリカ
陸軍とNASAはその後2.5億ドルの
開発予算を提供しシコルスキーにこの機体
の政策を依頼した
誕生した機体はローターシステム検証
研究航空機rsraと呼ばれたが
シコルスキーでの期待名は会社の命名規則
に乗っ取りS72と名付けられたぜさっき
説明した通り
期待はシコルスキーの既存機体であるS
61やS67の機体や回転翼の設計を流用
して製作された
1970年に計画がスタートし1976年
に初飛行に成功したぜ
魔理沙ちょっと気になったんだけどなんだ
この頃はまだ回転翼がXウイングじゃなく
て普通のヘリコプターみたいな羽根ねあ
Xウイングの計画はあくまで派生計画で
当初から盛り込まれていたわけではないん
だ
Xウイングのコンセプトが検討され始めた
のは1976年頃からで当初は米国国防
高等研究計画局
ダーパの要請をとして海軍の技術研究所で
煮詰められた計画だった最初はrsraと
は全く別の計画として始まっていたのね
あーこの研究ではヘリコプターの回転翼を
より合成のある4枚の翼で構成することで
回転停止時に前進時の揚力を発生させる
ことができるということが分かったそして
この特性を活用すれば垂直的な離着陸や
ホバリングなどヘリコプターとしての機能
を備えつつ
固定翼の航空機並みの飛行速度を実現
できると考えたんだ
研究では約700キロ程度での全身飛行が
可能だとされていたぜじゃあ複合
ヘリコプターの実用化の計画はここから
始まったってことそういうことだその後
あのロッキードがXウイングの設計に
携わり
ローターシステムの開発を行ったテストで
はNASAの風洞施設を借りて行われ
徹底的な性能検証がされたが
想定通りの結果を得ることができたんだ
そこでダーパと海軍はXウイングを実際の
機体に実装して飛行テストを行うことを
決めたんだぜそこでXウが実装された機体
がS72だったってことそうだ当時はX
ウイングのテストに協力していたNASA
にようやくS72が納入された頃だった
Xウイングのテストにここまで最適な機体
を活用しない手はないんだぜ確かに
もともと全身飛行の機能を兼ね備えている
S72だったら
Xウイングのテストには最適ねこうして
rsraとXウイングのプロジェクトが
合流しS72xウイングが誕生
複合ヘリコプターの実用化に向けた
取り組みが始まったんだ
Xウイングは風動でのテストではいい結果
だったのよねそれなのになぜ計画が中止さ
れてしまったのそれじゃあここからは複合
ヘリコプターのコンセプトが中止に至る
までの経緯や要因を紹介していくぜ
ここからは夢の複合ヘリコプター計画が
終わってしまった経緯の紹介だS72の
製造元であるシコルスキーはXウイングの
搭載に苦労した
従来のヘリコプターのブレードは揚力と
遠心力の釣り合いによりフラッピングと
呼ばれる上下動を起こすことができるこの
動きによりブレード根元の曲げ荷重や突風
等による荷重を逃がす効果があり
揚力の維持にも関わってくるしかし
Xウイングではローター停止時に全身浴と
しての機能を持たせる関係でブレードに
合成を持たせたため構造上フラッピング
ヒンジを持たせることが難しかったまた
ローターを停止して前進飛行モードになっ
た際4枚のブレードは2枚ずつ逆の方向を
向くだろこの状態で揚力を発生させるため
には
ブレードがどちらを向いていたとしても
揚力発生させる設計にしなくてはなら
なかったさらにこのXウイングを動かす
ためにはクラッチやブレーキを大容量化
することなども求められ実用化までには
多数の問題があったんだ事前にいいデータ
が出ていても実際の機体にを搭載すると
なるとなかなか難しいものなのねあー
シコルスキーは直径10フィートのフード
モデルを作成してストを続けたが
ローターシステムの開発は難航していたん
だしかし実機搭載への研究が進めば進む
ほど運用上の問題が頻出したんだ
ローター用エンジン2期
推進用の補助エンジン2機の計4機の
エンジンを搭載し回転翼の制御に補助
エンジンの排気を活用するという設計に
より燃費は最悪だったさらに
検証の結果全身飛行時の速度は約550
キロと期待していたほど出せないことも
分かってきたんだそれじゃあ
計画はうまくいかなかったの何とか実機の
完成にはこぎつけたぜしかししかし
アメリカ軍もそれなら回転翼の角度を変え
て全身引こうと垂直離着陸の両方に対応
できる
ティルトローター機の方が飛行速度や燃費
に優れるとしてXウイングの必要性が疑問
視されるようになったんだぜそんな中
ティルトローター機能ベルXV15やオス
プレイv22が登場したことでそれらを
下回る性能のSにXウイングを実用化する
意味は完全になくなったそしてとうとう
1987年にはアメリカ政府が優先度の
低い研究への資金援助を中止する方針を
打ち出したことでこのXウイング計画も
その打ち切り対象に含まれてしまい
計画は中止に追い込まれたんだ
結局Xウイングはテストを含めても複合
ヘリコプターモードで飛行することは一度
もなかったんだぜ
複合ヘリコプターのコンセプトは良かった
けど実用面でティルトローター機に勝て
なかったのねただこの研究のすべてが無駄
になったわけではなくこの計画の中で開発
された高出力対応のクラッチは後に誕生
するアメリカの戦闘機
x35F35に流用されているぜ
悲しいけどここでの技術がちゃんと他の
計画に生かされたのは良かったわね
ちなみに
複合ヘリコプターはそれ以降作られてい
ないの2000年代に入った頃に
従来のヘリコプターの性能が頭打ちしてき
たことから再度実験機が開発されるように
なっていったが
速度を上げた時の揚力調整の難しさなど
から実用化には至っていないんだぜうーん
ヘリコプターの構造上やっぱり難しいの
かしらそうかもしれないなただ複合
ヘリコプターの研究は近年も続けられて
いるから今後革新的な期待が出てくること
を期待したいんだぜ
今日はヘリコプターと飛行機のいいとこ
どりをした機体シコルスキーS72x
ウイングを紹介してきたぜ私の渾身の
アイディアを50年近く前には実現してい
たなんて
驚きだったわそれにしても
航空技術ってなかなか一筋縄ではいかない
ものねまあ何かの問題を解決したり何かを
補えば別の問題が出てきてしまうのは航空
機だけじゃなく機械工学全体に言えること
だろうなこれからもこういった革新的な
航空機や技術をたくさん紹介していきたい
と思うぜこの動画を面白いと思ってくれ
たらチャンネル登録や高評価をしてくれる
と嬉しいわそれではご視聴ありがとう
ございました
