サプリメント依存症の人に、活を入れます

皆さん、こんにちは 肌の再生医療の北條元治です
サプリメント依存症の人に
ちょっとお話ししたい
活を入れます、というか
サプリメント依存性というのは
私の造語でですね
一般にある言葉ではないんですけれども
どうようなことを念頭において
私がサプリメント依存症と 言っているかというと
非常にシンプルな定義になります
毎日何らかのサプリメントを 三種類以上飲んでる人を
私は“サプリメント依存症” という風に定義しています
非常にわかりやすい定義ですね
これで自分がですね
この動画を見ている人が
毎日何らかのサプリメントを
三種類以上飲んでるのであれば
私が想定している
私の造語なんですけれども
サプリメント依存症というようなことで
カテゴライズさせていただく ということで
お話を進めさせていただこうと思います
なんで、何らかのサプリメントを
三種類以上を飲んでる人を
私はサプリメント依存性と
私自身が勝手に命名したかと言うと
それは根拠があります
基本的にですね
厚労省とかですね
一次情報(エビデンス)というよりも
殆ど当たり前の情報になるんですけども
日本人が不足している 栄養素というのはですね
カルシウム、たんぱく質 鉄分っていう
大体三種類なんですね
逆に多すぎる栄養素というのは
皆さんご存知だと思いますけど
“脂肪”
ナトリウム(塩)
塩でございます。
私が冒頭に言ったような
サプリメント依存症っていうのは
全体的に標準化されているんですけども
カルシウムと鉄というような食品が
不足しているということは言われても
この二つの種類を補充するというのは
何らかの要因によって カルシウムと鉄が不足してるよって
言われる人はいると思うので
それを食品として摂取する人は除外しよう
三種類以上のものを
サプリメントを飲んでたら
サプリメント依存症というような
私の定義に当てはまるかなと思います
これは話の土台がですね
サプリメント=食品
栄養補助食品
そういうような土台でお話をしました
もう一つの視点があるんですね
どういう視点かというとですね
サプリメントを 栄養補助食食品という概念ではなくて
何らかの薬理作用を持つ
食品ではない、薬理作用を持つ
何らかの物質と捉えている層が あると思います
どちらかと言うと薬に近いものとして
サプリメントを捉えているというのは
これは"依存症"という 完全なシンドローム
病的な状態に 入ってるんじゃないかなと思います
巷にはですね
アンチエイジングを行なう サプリメントとか
肌を美しくするサプリメントとか
色々なサプリメントが出てます
見た目は食品なんですけども
これを摂ってる人はですね
何らかの薬理作用があるものだとして
摂ってると思います
この時点でもう"依存症"に なっちゃってるのかなと思います
話を整理するとですね
食品ということ
栄養補助食品ということを理解した上で
サプリメントに向き合っている人で
なおかつ三種類以上 摂ってる人っていうのは
これはサプリメント依存症
シンドロームというか
病的な状態になっている というのが一つですね
もう一つの視点 二番目の視点はですね
サプリメントは食品ではなくて、
何らかの薬理作用を持つ
長期連用をすることによって
何らかの薬理作用を持つと 勘違いしてるのも
これはサプリメント依存症
病的な状態なのかなという風に思います
じゃあなぜサプリメントを食品ではなくて
何らかの薬理作用を 持つものというようなことを
"誤解"と私は言うんですけれども
"誤解"してしまうのかというとですね
これは科学的なものを
学術的なものと概念的なものを
非常にごっちゃにしているものかな という風に思います
科学的なことっていうのはですね、色々あります
例えばにNMN (ニコチンアミドモノヌクレオチド)とか
DHAとかセサミンとか、ビタミンとか
こういうような物質というものは
薬理作用を持つ
アンチエイジングをする 可能性があるとかですね
肌を美しくする可能性があるとか
肝機能を良くするとか 腎機能を良くするっていうことは
科学的にはある程度は 正しいとは言われてるんですね
これらのものを 長期連用をすることによって
アンチエイジングという目的に対する
薬理学的な作用を及ぼす というようなエビデンスは
今の世の中どこを掘っても 一つもないですね
ただNMNとかDHAとか
一つ一つのその物質に対しての 薬理作用の可能性
試験管内、それから 動物実験での可能性を
示すことがあるんですけれども
それを摂取することによる
アンチエイジングに対する薬理作用とか
肌を美しくするというのも
どういう定義なのか
よく分からないですけど
そういうような薬理作用を持つ というようなエビデンスは
人類はまだ一個も獲得してないです
ただ一つ一つの物質に対しての
何らかの薬理作用を思索するものは
論文はいっぱいあるんですけれども
それをまとめて
人体に対して一つの作用
利尿剤を飲むと血圧が下がるとか
そういうような薬理作用
抗尿酸薬を飲むと尿酸値が下がるとか
そういうような薬理作用を 示すようなデータというのは
何一つないというのが現実です
そのような薬理作用が何一つない
我々人類が 何一つ手にしていないところで
このサプリメントを飲むと
アンチエイジングできるっていうのは
もう完全な妄想にしか過ぎない というふうに思います
なんとなく概念的にですね
健康に良い食品みたいなものは
概念的に、科学ではなくて
概念的に日常生活の中にあるというのも
確かで分かります
ただ、その概念的なものと
科学的なものをごっちゃにして
ある食品、ある物質を摂ると
アンチエイジングになる 美しくなるみたいなふうに
混同するというのは
病的というと言いすぎ なんですけれども、その辺は
あまり深く掘り下げない方が いいのかなという風に思います
サプリメントはサプリメントで
どうしても"食品"の一部なんだという
それが現行法というか
我々の考えている位置づけであって、
もちろんそのサプリメントの中にNMN
ニコチンアミドモノヌクレオチドとか DHAとか
セサミンとかビタミンDとか入ってるんですけど
その物質には何らかの 薬理作用があるんですけれども
もうこれは言い切るんですけれども
アンチエイジングに対する 薬理作用を持った物質は
まだ人類は発見しておりませんし
臨床的なデータも まだ共有しておりません
確かに論文的には
色々出てるかもしれないんですけれども
論文に出てるから正しい というわけではないんですね
科学というものは
どういうようなことで 事実が積み重ねられるかというと
論文というのは
基本的には科学というのは
記述性と再現性が満たされたもの (=同じ条件であれば、同じ結果が得られる)が
論文として発表されます
それが万人にとって 再現されることによって
どんどん信憑性が高くなっていって
科学的事実になる
わかりやすく言うと
教科書に載ってるみたいなものですね
教科書に載ってるものっていうのは
もう論文として検証するようなものではない
もう事実になってしまったんだろう
というようなことで
論文から議論の対象から外れたものが
科学的な事実ということになります
ですので、逆に言うと
まだ論文に出ているということは、
科学的な討論の対象になっている ということですので
NMNもセサミンも、ビタミンDも
これもアンチエイジングの 一つの可能性になるということで
まだ討論・議論の対象であって 事実にはなっていない
そういう意味で
アンチエイジングに効く薬とか
アンチエイジングに対する 薬理作用を持っているものは
人類はまだ獲得してないですね
もちろん論文上の議論にはなっています
これももっと 分かりやすい例で言うとですね
私が一番のど真ん中でやっている
分子細胞生物学とかですね
再生医療とかやってるんですけれども
山中伸弥先生が、ノーベル賞を取った
これはどういうことかって言うと
IPS細胞の発見で取ったっていうことは
みんな知ってます
IPS細胞の論文が発表されて ノーベル賞が受賞したのは
異例に早くて
8-9年ぐらいかかってるんですね
IPS細胞の論文を発表した時点では
科学的な事実になってなかった
それが雑誌等で色々議論されていくうちに
IPSの存在を議論するまでもなく
事実なんだなっていうことで
それでノーベル賞を受けてるんですね
だから論文に載ってる
Nature,Lancetに載ってるからといって
事実だということではないです。
勿論、事実の蓋然性が 非常に高い事実が載っているのが
Nature,Lancetということは 言えるんですけれども
逆に論文に載っている
NMNとかDHAの アンチエイジングみたいなものは
まだ科学的な疑義がいっぱいあるので
いっぱい論文に乗っかってるというふうに
考えた方がいいかなと思います
科学的な事実というものは
概念的なものというものとは違う
概念的なものっていうのはですね
医食同源みたいな中国のことわざにも ありますけれども
食べ物によって健康が害されたり
健康が増進されたりみたいな
概念的なものっていうのはあります
食事によって
概念的にアンチエイジングができるとか
食事によって
概念的に肌が美しくできるっていうのは
何となく、心情的には私も理解できるし
非常に納得できるんですけども
その部分と科学的な部分っていうのを
皆さんごっちゃにしてるいう風に思ってます
もしこの動画を見てですね
サプリメントを 一日三種類以上飲んでいる
もしくは サプリメントを食品ではなくて
何か薬理作用を持つもの
薬理作用というのは
アンチエイジングに対する 薬理作用
皮膚に対する薬理作用
腎臓に対する薬理作用
そういうようなものと思って 飲んでる人っていうのは
依存症というような
病的な状態なんじゃないかなと 思っております
これが私の今のサプリメントに対する考え
ということになります
論文に載ってるから正しいって言う人は
よくいるんですけど
私も一次情報として
論文から取ってくることがあります
ただ、私の動画の中で 一次情報としてとってくるのは
NIHとか厚労省とか、そういうような
もう議論する余地がない
事実になったようなところから取ってくる
例えば、皮膚科学会とか形成外科学会で
その論文の対象になっている
議論の対象に なっているようなものではなくて
どちらかというと
もう古臭くて 論文にもならないような事実を
やっている(情報として扱っている) というところから
一次情報を取ってきます
NMNとかDHAとか セサミンとかビタミンとか
アンチエイジングに対して効くような 論文いっぱいあるよって
証拠を出すドクターとか
証拠を持って色々な動画をアップする ドクターがいるんですけども
あなた、医学部出てるよね
サイエンスやってるよね
論文って どういう位置づけか知ってるよね
っていうことは言いたいですよね
論文ってやっぱり 科学的な擬義があるから
みんなで議論しようね っていうことでやるのが
論文であったり、学会であったりする
だから逆に言うと
論文でいっぱい投稿されている
それから学会でいっぱい発言されている
ディスカッションされてるっていうのは
疑義がまだありありだっていう 反証なんですよね
だから論文に載ってるから正しい
ビタミンDと〇〇を摂りましょう
みたいなことを言ってる専門家の人達
ちょっとその辺もう一回
学生時代の
科学を志した時に立ち返って
科学というものを考えてみましょう