【ゆっくり解説】 飛脚の謎!!!江戸時代の超人の秘密!!!

にっぽんぽん【ゆっくり日本史解説】
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歴史は何のために学ぶのか。この疑問を持ったことがある方は少なくないでしょう。仕事では直接使うことはほとんどないですよね。
過去を学ぶことで未来に活かせると私は考えています。教養という意味でも社会で必要な知識でしょう。
先人たちはどのような暮らしでなぜそのような文化が形成されたのか。面白いことばかりです。
こういった考えから、このチャンネルでは社会人の方が、ゆっくり楽しく歴史上の偉人のことを学べ、更に、そこから日常でも役立てられるような動画を作っています。
このチャンネルを通して学び、役立てられる人が1人でも多くなるようにチャンネル運営を頑張っていきます。応援してもらえると嬉しいです。
ほぼ毎日17時に動画を配信中 にっぽんぽん 運営 山本陽太
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#ゆっくり #ゆっくり日本史 #ゆっくり解説
ゆっくり霊夢と
ゆっくり魔理沙だぜ
はぁ、はぁ
あー疲れた
どうした霊夢、随分バテてるじゃないか
いやーここまで走ってきたんだけど、ちょっと運動不足を感じちゃってるわ
情けないやつだなぁ
江戸時代の人たちだったら、それくらいじゃバテないぜ
えぇ?江戸時代と現代じゃ、そんなに体力の違いがあるっていうの?
それじゃあ今回は、江戸時代の日本人の身体能力について解説するぜ
それじゃあゆっくりしていってね
そもそも、昔の身体感と現代の身体感、大きな違いはなんだと思う?
うーん、ちょっとよくわからないけど
一番の違いはやはり、生活感だと言われている
かつては体は生活の中で養われていくもので、わざわざ鍛える必要なんかなかったんだぜ
鍛える必要がなかったってどういうこと?
例えば、米だわら一つが60キロの重さだったとしよう
現代人にとって60キロなんてのはとんでもない重さだ
持ち上げるだけでも一苦労だし、これを運ぼうと思うととんでもない労力になるのはわかるな?
えぇ、5キロのお米を持つだけでもすっごく疲れちゃうのに
しかし、江戸時代からすれば、60キロの米だわらくらい、成人した大人なら男女問わず誰でも持ち運べたんだぜ
はぁ?60キロを誰でも?女性でも持てるってそれは流石に嘘でしょ?
現代人が60キロを難なく持ち上げるためには、それなりの鍛錬が必要になることだろう
もしかしたら、現代人がウェイトトレーニングをしたがるのは、本来のポテンシャルを確認するためかもな
本来のポテンシャル?
本当ならこれだけのエネルギーを持っているから、これを発散したい
という本能的な衝動を人間なら誰しも持っているものだ
現代においてはありとあらゆる環境が整えられているためエネルギーを発散させる場所が仕事作業や労働のほかに、必要になってしまっている
だからわざわざジムに行ったり、ランニングしたりとエネルギーを消化させようとしているわけだな
また、頭脳労働が増えていき、体を用いなくても生きられる世の中になったというのも大きい
それが、身体感に大きな影響を与えていると言われているんだぜ
確かに言われてみれば、大抵の仕事はパソコン必須になっちゃって
肉体を使う仕事って言ったら、ブルーカラーとかになっちゃうわよね
便利で快適な生活になったおかげで、労働と労力が分断されたと言えるかもしれない
労働に労力を必要としないようになっているため、労力の行き場がないとも言えるな
この力を持て余しているのが私たち近代から現代にかけての現状だと思うぜ
それで、私たちは60kgのお米を運べなくなってしまっているのね
農作業一つにしてもそうだ
現代ではトラクターなど、便利な機械が増えているが、当時の人々は機械なんて頼らず、全て自分の力で稲作をやっていたわけだからな
言われてみればそうね
現代の農家さんたちも十分体がすごいと思っていたけど、江戸時代の農家さんたちに比べると
やっぱり少しは体力落ちてるってことね
江戸時代の肉体労働の中には、飛脚というものもあったな
飛脚、なんか聞いたことあるわね
どういうものだったかしら?
飛脚というのは、現代の宅急便のような存在になるぜ
しかし当時は車なんて便利なものはなかったから、自力で宅急便のような役割を果たしていた
つまり、自分の足で人から人へ荷物や手紙を運んでいたというわけだな
うわぁ、そりゃ随分時間がかかったことでしょうね
飛脚の歴史は古く、江戸時代の飛脚のルーツとされる駅伝説は古代律令制の時代
つまり7世紀後半頃から存在していたらしいぜ
国内の主要道路に一定間隔で駅を置いて、そこに陣場を備えて交通網を維持していたわけだ
へぇ、そんなものがあったのね
ただし、現在の郵便のように誰もが使えるわけではなく、主に紅葉に使われていたとも言われている
その後は一時的に廃れたり、戦国大名が独自の交通網を整備したりと変化していくぜ
そして江戸時代に入ると、徳川幕府の手によって全国の街道の整備が本格化した
宿駅展磨制が確立し、各宿場が用意する陣場の数も細かく定められたんだ
輸送や通信の手段としての飛脚が精度化されたとも言い換えられるな
へぇ、江戸時代は飛脚って勝手に仕事してるイメージがあったけど、ちゃんと幕府が整備した仕事だったのね
ちなみに、一人の飛脚が走る距離は決して長くなく、せいぜい10キロ程度だったと言われている
現在の駅伝競争も一人のランナーが5キロから10キロ走るから、大体同じような距離ということになるな
やっぱり現代の駅伝も、飛脚の頃のイメージが若干残ってるってことかしらねー
そうかもしれないな
ただ、10キロというのはあくまでも一度に走る距離のことであって、10キロ走れば1日の仕事が終わるという意味ではないんだぜ
え、ってことはもしかして、そのまま別の場所で走ることもあったってこと?
ああ、一部の情報によれば、江戸から大阪間の約600キロを3日で走ったという話もあるんだ
600キロをたった3日で?1日200キロを徒歩で?
徒歩というよりは、ほぼ走っているようなもんだがな
でも、何をどうしたらそんな凄まじいスピードで走ることができるって言うの?
とても現代の人では真似できないと思うんだけど
現代人はまず姿勢から当時の人たちと違うからな
姿勢って?
現代人に多いのが、猫背で骨盤が後ろに倒れたいはゆるS字姿勢なんだが
この姿勢は足腰に無理な力が入るため、あまり推奨はされていないんだ
それに対し、お尻を斜め上に上げるような気持ちで骨盤を前に倒し肩甲骨を後ろに引き
背骨を下から積み上げるような意識で立つのが江戸時代の人々の姿勢だと言われている
背筋と腹筋のバランスが取れ、無駄な力はどこにも入っていない状態になるんだ
この応用で、股関節を後ろに引くように足の付け根を曲げて中腰になると
横から強い力で押されても余裕を持って耐えることができるようになるわけだ
人は正しい姿勢を取ることで本来の力を引き出せるというのが江戸時代の基本姿勢だな
はぁ、なんだか難しそうな気がしてきたわ
江戸時代は生活のすべてが体を動かすことだったからな
特に飛脚なんかは、とにかく速く走ることを目的とした仕事になるから
どうすればもっと速く走ることができるのかを徹底的に分析していたようだぜ
その結果、あのとんでもないスピードが生まれたってことね
ああ、あのスピードの最大の理由は、地面を蹴らずに走ったことだと言われている
地面を蹴らずに走った、何言ってんのよ、地面蹴らないと走れないじゃない
体を前に倒していくと自然に足も前に出るものだが、彼らはこの要領で身体の重心を前に崩して
倒れかけたところに足がついていくような走り方をしていたみたいだ
筋力で足を上げたり蹴ったりする必要がない、効率の一番いい走り方なんだそうだぜ
な、なにそれ、それじゃあほとんど転びながら前に進んでるみたいなこと
ははは、まあ転んでるとまでは言わないが、ほぼ同じような状態で走っているのは間違いないな
ちなみに、飛脚には用途や管理者に応じていくつかの種類があるんだぜ
ほほう、どんな種類があるの?
まず紅葉美脚というものがある
これは江戸幕府が設けた飛脚だな
名前の通り紅葉を主体としていて、重要な公文書などを運んでいたようだ
へえ、それじゃあかなり立派な格好をして、重要文書を持ってるぞ、って感じだったのかしら
いや、そう思われるかもしれないが、実際は一般的な飛脚のイメージに一番近いぜ
半裸のような服装に、わらじを履いて荷物を担ぐという、時代劇でもよく登場するような格好だったんだ
な、なんじゃそりゃあ、じゃあ他の飛脚と区別がつかないんじゃないの?
いやそもそも、重要文書を明らかに持っているぞ、なんて姿をしていたら、
たちまち闇打ちにあって、文書を奪われてしまうかもしれないだろ
ああ、それもそうね
そういう可能性のことを考えてなかったわ
二つ目の飛脚は、大名飛脚だぜ
これは大名が国元と江戸との連絡のために設けていたんだ
大名まで飛脚を設けられるのね
さすがにそれなりに偉いだけのことはあるわ
性質としては紅葉飛脚に近いものがあったと言われているんだが、
費用がかさむなどの問題があって、
町飛脚が発達すると、だんだん廃れていったんだ
えーそうなんだ
まあより安い方がそりゃ嬉しいわよね
そして最後に紹介するのが、町美脚だぜ
これは民営の飛脚になるんだが、一般的な飛脚のイメージとは大きく異なり、
多くの場合は馬を使っていたんだ
えー、馬を?
馬使っちゃったら飛脚とは言えないでしょ
確かにそう思うかもしれないが、実際人が歩くよりもずっと早く運べるからな
飛脚というイメージなんかどうでもよくて、
とにかく早く荷物を運ぶことが重要だと考えると、
こういうスタイルに行き着くのも、まあ分かってもらえるんじゃないかと思うぜ
いやまあ、確かに荷物を早く持っていくのは重要なことだとは思うけど
というわけで、町美脚は馬を用いるようになった
荷物の責任者である裁量が馬に乗り、
馬を引く馬方を引く場ごとに借りて進むというスタイルだったようだぜ
最も数が多かったのはこの町美脚で、
紅葉美脚とも競合関係にあったと考えられている
ああそっか、民営だから、幕府の仕事を奪い取ってやろうっていう姿勢も取れるわけね
まあ、実際どこまで競合関係にあったかまでは謎だが、
個人的にはやはり馬を使ってる町美脚の方が、
周りからの指示は強かったんじゃないかなぁ、と思っているぜ
私もやっぱりそんな気がしているわ
ちなみに、公文書などを最短で届けたい時などに使われる飛脚は、
さっきも言ったように、江戸から大阪間を3日で走り抜けたと言われているが、
これはめちゃくちゃ速いように感じられて、
速度に換算すると意外とそうでもないことに気づくんだ
どういうこと?
速度にしてみると、時速7から8キロ程度という計算になるんだよ
現代のマラソンランナーは時速18から19キロ、
トップクラスになると時速20キロで走るから、
飛脚の方がものすごく速い、というわけではないということだ
あれー?江戸時代の人たちの方がめちゃくちゃ身体使えるんじゃなかったかしらー?
どうしてお前が得意気なんだよ
まあこれに関しては、ちょっと説明しておきたいかな
現代でも最次として人気を誇るオリンピックだが、実は開催初期の頃と比べると、
オリンピック選手たちの身体能力がどんどん強化されていってるんだよ
え、そうだったの?
ああ、オリンピックが開催されるたびに選手たちは肉体を強化していき、
人間の限界をどんどん更新していくんだ
現代の日常生活を送っているだけだったら、そこまで行くことは到底無理だろうが、
毎日トレーニングを繰り返しているオリンピック選手なら、
江戸時代の平均的な体力は、簡単に超えることができるということかもしれないな
なるほどねー
それくらい人生をスポーツに捧げることができれば、江戸時代の人たちを超えることもできると
でもなかなかそこまで行くのも難しいしねー
ちなみに、それでも公平な目線で見たら、
オリンピック選手と被客は、ほぼ互角になるんじゃないか?
という意見もあるみたいだけどな
公平な目線ってどういうこと?
今までの話は公平ではなかったの?
まず冷静に考えてみて欲しいんだが、マラソンランナーが走るのはあくまでも舗装された道路だ
コースには勾配のきついところもあるが、未整備の道を走るわけではない
それに対して被客が走っていた江戸時代の道は、全く舗装などされていないんだよ
あ、確かに言われてみればそうね
どこもかしこも凸凹でしょう
そして文字通り山あり谷ありの道を架けることもあったはずだ
さらに荷物の引き継ぎの時間だって考慮しなければならないし、もっと言うと
被客たちは現代のような人体力学に合わせて作られたスポーツシューズなんか履いてなくて、ただのはラジオ履いていただけなんだ
その状態で走り続けていたんだぜ
そう考えると、被客ってものすごい条件で、ものすごいスピードを出していたのねー
被客とマラソンランナーの単純比較は難しいし、現代の感覚でも被客は十分早いと言えるぜ
ちなみに、最高グレードの被客の料金は、現代の金額にして数十万円になるらしいぜ
えー?荷物を送ってもらうのに、数十万円も必要だったの?
まあそれでも、たった一人に支払う金額ではないからな
大勢の被客たちが引き継ぎをしまくって、最終的に届けてくれる仕組みになっているわけだし
それに最高グレードってことだから、おそらく公文書を送るための被客の金額ということになるんじゃないかと思うぜ
なるほどね、お偉いさんが使う被客だから、その分金額も釣り上げていたってわけね
かなりの高額ではあるが、まあ公文書を送るためなら仕方ないと言ったところかな
ただ、便利に荷物を運んでくれる被客なんだが、とんでもない話も残されているんだぜ
な、何よとんでもない話って
江戸時代では、たびたび感染症が大流行することがあったんだが、
その理由は、被客が運んできたためと考えられていたみたいなんだ
えー?被客が風邪を運んできた?
単なる風邪じゃなく、現代で言うインフルエンザのような感染症も、被客が運んできたのだという
1716年の流行では、1ヶ月で8万人以上の人が亡くなってしまったんだとか
そんなめちゃくちゃな、でも感染症なんていつどこで拾うかわからないんだから
勝手に被客のせいにするのはいくらなんでもかわいそうなんじゃないかしら?
そう思うのも無理はないかもしれないが、当時の人たちの言い分も理解はできるものなんだよ
当時、鎖国をしていても輸入品は出回っていて、その輸入品などを運ぶのにも被客は活躍した
しかし、感染症のウイルスなんてものは目に見えるものではないし、その輸入品に付着していても、誰も気づくことなんてできない
もちろん、荷物そのものを運んでくれる被客自身だって気づけないわけだ
それじゃあ、その荷物を運んでいった被客は、感染症だと気づかずに運び回ってしまったってこと?
そういうことになる。また、被客も感染症が有効している地域に荷物を届けることが多いわけだから
そこを経由した時にまた別の土地で感染症をばら撒く、みたいなことが起きたわけだ
うーん、そう聞くと確かに、被害者からしたら被客を怒りたくなるでしょうけど
当時の人たちは感染症を嫌うあまり、被客が来るのを避けるようにもなったとか
というのも、全ては被客が感染症をばら撒いていると噂した人のせいなんだけどな
被客としては、ただ単に仕事をしているだけのはずなんだけどねー
それに気づいてもらえず、ひたすら罵倒されちゃうっていうのはかわいそうな気もするわ
江戸時代の平均寿命は50歳未満で、40ほどで亡くなることがほとんどだったようだが
インフルエンザにかかってしまった場合は、20代で亡くなることも普通にあったらしい
とてもじゃないが、20代で亡くなるなんてあってはならないことだから
なんとかしたいという思いは幕府側からもあったことだろう
じゃあ、幕府の方で被客の仕事を奪う、みたいなこともあったのかしら?
いや、流石にそこまではなかったみたいだぜ
とはいえ、被客のせいで感染症が広がる、という噂が出回ってしまった以上
被客の固みは狭くなっていく一方だったようだが
かわいそうすぎて何も言えなくなっちゃうわ
仕事をしていたらそんなことを言われるなんて
そして、感染症をばらまくということは、被客自身も感染症にかかるということだからな
あ、そうじゃん、言われてみればそうだわ
だから被客だって、20代で亡くなるとかは普通にあったらしい
なんだか、そんな目にあっているのに頑張って仕事している被客を応援したくなったわ
また、被客という仕事は感染症のリスクがあるだけでなく他にも様々なリスクを抱えていたみたいなんだ
どういうことよ?
1日に何キロも走らなければならないとなると、その分体力もつけなければならないだろう?
しかし、江戸時代の庶民の食事なんて大したものではなかった
せいぜい米と漬物と味噌汁、たまに贅沢して魚が出てくるかな?といった具合だ
ああああそうか、当時はまだお肉とかもなかったんだもんね
そんな食生活で、まともに被客の仕事なんてできていたのかしら?
正直言うと、できてなかったというしかないだろうな
ええ?できてなかったの?
被客の人々の平均寿命は大体30歳と、一般市民よりもずっと早くに亡くなっていたようだ
これは、被客という仕事がかなりの体力仕事で、かつ食事も決して大量に食べていたわけではない
というのが大きな要因ではないかと考えられているぜ
そ、そんなあ
頑張って仕事をしているだけのはずなのに、そんなに早く亡くなっちゃうっていうのは
いくらなんでも可哀想すぎるんじゃないかしら
ていうか、そもそもの話なんだけど、毎日毎日走っていて
膝が悪くなるとかなかったの?
現代のマラソンランナーの中にも、膝を悪くして引退してしまう人がいると思うんだけど
膝を悪くしてしまうかどうかの話に関しては、正直言って悪くなる人も大勢いたぜ
そしてその場合は、被客も引退を余儀なくされることになるな
や、やっぱりそうなんだ
せっかく被客として活躍していたのに、ある日膝を悪くして引退するなんて可哀想だわ
膝を悪くしてしまった後は、基本的に肉体労働は難しくなるからな
そうなると網笠作りとか、何か作る系の仕事に回ることが多いようだが
これまでずっとすごいスピードで走っていたにもかかわらず
ある日お境に走ることができなくなるというのは、本人としてもすごく辛いだろうと思うぜ
中には被客としての仕事が下すぎて、膝が悪くても走ろうとしてしまい
ついには歩くことすらできなくなった、なんて被客もいたかもしれないぜ
ていうか、被客に限らずなんだけど、やっぱりあんまり食べるものもない時代なのに
無理に肉体労働をするものじゃないって、個人的には思っちゃうわよ
そこに関してはな、霊夢
日本人の特性も大きかったんだと思うぜ
日本人の特性って何?
日本人はよく、忍耐力があると言われるんだ
どんなひどい目にあっても、必ず立ち上がり、我慢し
再び動き出すという鋼の心を持っている人が多かった
その忍耐力に加えて、当時はその生活が普通だった、という認識があるわけだから
どんな状況でも耐えられるし、食事が少なかったとしても平気だったんだろう
うん
現代の考えられた食事を皆さんに食べてもらって
その食生活で当時の肉体労働をしてみて欲しいって思っちゃうわ
きっとパフォーマンスが大きく向上するんじゃないかしら
まあその可能性もあるかもしれないが、当時は当時で、割と豊かに暮らしていたんじゃないかな
少なくとも現代のようなストレス社会ではなく、毎日が多忙だけど楽しくて
辛いと感じる人は少なかったとか、そういうことも考えられるぜ
そういえば、江戸時代において鬱病とか精神的な病気ってあんまり聞かないわね
一応江戸時代においては、心身の不調脇で捉えていたみたいだぜ
気遣いしすぎると気遣れするといって、散歩などでうまく気を晴らし
気を晴らすことが重要などと、そのようなことが記されているらしい
なるほど
まあ鬱病ってのが認識され始めたのもつい最近の話だもんねー
そう考えると、鬱病だったけど、誰にも認めてもらえずに苦しんでた人もいるかもねー
そうかもしれないが、当時の状況を考えると、あんまり心を疲れさせてる暇はなかったかもな
飛脚だって朝から夕方までずーっと働いてたわけだし、飛脚に限らず、多くの江戸の人々は
朝から晩まで働き通し、そんで夜になったら油がもったいないからすぐに寝てたし
そ、そんな生活で、よく鬱病にならなかったわねみんな
一応気晴らしとして、夜の街では屋台なんかが出て、天ぷらなどの食事を楽しむことができていたからな
それらを楽しんで、よし明日も頑張ろう、てな具合で切り替えられていたんだろう
なるほどねー
あれ、そういえばなんだけど、飛脚の仕事って今はもうなくなってるわよね
いつ頃からなくなったのかしら?
あー、飛脚の仕事がなくなったのは、明治初期だとされている
当時、飛脚業の代わりに新しく陸運元会社という会社が設立されたんだ
この会社は、馬を活用して全国に貨物輸送をすることが目的とされていて
明治維新が近代化を目指すために設けた会社だと言われているな
それじゃあここから先は、飛脚じゃなくて馬メインで荷物を運び始めることになるってこと?
そういうことになるな
明治維新から見れば、江戸時代に残っていた仕事っていうのは
過去の払拭すべき仕事に他ならないから、近代化のために全てを一新したいという思いだったんだろ
で、でも、飛脚の人たちはそれで仕事をしていたわけだし
急に仕事を奪われちゃ、かなり困るんじゃないかしら
もちろん困る人が多い、というか困る人しかいなかったんじゃないかな?
一部の飛脚はそのまま陸運元会社に入ったようだが
それでも飛脚の中には自力で荷物を運びたいという思いで、会社には入らない人も多かったことだろう
突然時代が変わったって言われてもねー
やっぱりそれじゃ納得できない人もいるわよね
とはいえ、それで反抗したところで仕事が手に入るわけでもない
結局飛脚たちは明治新政府に従うしかなく、仕事を奪われていったわけだ
別に飛脚が何かしたわけじゃないのに、政府側の都合で仕事を奪われるってすごい世界ね
江戸時代から明治時代への移行は、本当に激動の時代だったと言われているからな
多くの人が生活に苦しんだことだろうが、そういう人は旧幕府軍に堅入れしていたことだろう
なんか、もう少し穏便に解決する方法はなかったのかしらね?
時代を変化させるというのは、こういうことを意味するんだぜ
決して穏便なままでは済ませられない
必ず困る人が出てくるものだ
それに、明治政府が受立したからこそ、日本は近代化に成功して
今の私たちのような、便利な世の中が誕生したとも言えるわけだからな
飛脚という仕事がなくなったのは確かに残念だが、これはこれで仕方がなかったのかもしれないぜ
まあねー。でも便利になった結果、現代人たちは身体能力が低下してしまってる、っていう話でしょう?
だったらやっぱり、多少は体を動かすために肉体労働があるべきなんじゃないかしら?
もちろん、現代でもブルーカラーの人たちは仕事の中で体を動かしているぜ
そんなに体が動かしたいなら、ジムにでも行くか、ブルーカラーの業種に行くのが、いいんじゃないかと思うが
でもそういう仕事をしても、当時の飛脚ほどの身体能力は得られないんでしょう?
そうだ、それじゃあ私、当時の飛脚くらいの身体能力を得るために、
夜な夜なランニングして、飛脚ごっこをしてみるわね
いや、そんなことしたところで、当時の飛脚レベルになれる保証はないんだが
それに、霊夢のことだからそうやって意気込んだとしても、
多分そこまでちゃんと毎日継続できるとはとても思えないけどな
ちょっと、あんまり私を舐めないほうがいいわよ
私だってやるって時にはやるんだからね
わかったわかった。で、飛脚になったとしてその先はどうするんだ?
そ、そりゃあもちろん、飛脚として、お仕事をもらって生計を立てて
現代ではそんなことしても、すでに卓球便が充実しているから無駄だぜ
うう、どこまで行っても、飛脚はかわいそうな立場になるってことなの
そもそも現代で飛脚をやろうってのが間違いだぜ
ということで今回の解説はここまでだぜ
次回もぜひ見てくれよな
チャンネル登録高評価もよろしくね
ご視聴ありがとうございました
