繋がる旅 鹿児島
阿蘇から熊本を抜けて、九州自動車道を一気に南下し、鹿児島へと向かいます
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麻生から熊本を抜けて、九州自動車道を一気に南下し、鹿児島へと向かいます。
運転が大好きなノエルと、懐かしい曲を大音量でかけながらの九州ドライブ旅行。
家族旅行はこれまでたくさんしてきましたが、なんと二人きりで旅をするのは、なんとこれが初めてです。
物書きの母は、講演会などで人前で話す機会も多かったのですが、プライベートでは実は結構シャイな人です。
私たちもその影響を受けたのか、兄弟三人で集まってもどこか照れてしまい、話題はいつも外の世界のこと。
でも年後のノエルとは考えてみれば、同じような音楽を聴きながら青春時代を過ごしていたのだな。
ポーランドオーズを二人で口ずさめば、自然と昔話に花が咲きます。
車は鹿児島県に入り、いよいよ今日の目的地、桐島が近づいてきました。
坂本龍馬に思い入れがあった曹祖父が、龍馬の新婚旅行の地としても知られる桐島にあやかって、
苗字を中村から桐島に変えた、という話を昔母から聞いたと思っていたのですが、母に聞いてもそんな話は知らないと言います。
まあ、真相はどうであれ、英語表記にすれば同じ桐島。
標識の文字を見るたびに心が躍り、桐島温泉郷の立ち上る湯煙を見るたびに、故郷に帰ってきたような気分になります。
龍馬も温泉治療に訪れたという川沿いの緑深い渓谷を走り、今夜の宿、石原草に到着。
以前、私のカナダの親友が連れてきてくれた宿で、いつかまた来たいなと思っていた場所です。
石原草に着きました。
玄関にかかると、このような風景。
お宿、もう有名なお宿じゃないでしょう。
有名。
私は実は、鹿児島初めて来ました。
ノエルは鹿児島好きで、借金が素敵だね。
ガジョエン忘れの里。
こちらは、鹿児島でも人気のお宿だそうで、運よく最後の一部屋を予約したのですが、
お部屋のドアが開いた途端に、その広さにびっくり。
中でも部屋付きの半露天風呂は、一軒家のお庭にしてもおかしくないほどの広さ。
さすが鹿児島、なんだかスケールが大きいです。
もったいない。
お楽しみの夕食は、昭和レトロなインテリアの個室でいただきます。
鹿児島は食材の宝庫で、有名な黒豚や黒牛はもちろんのこと、新鮮な魚介類、お野菜も本当に美味しい。
盛り付けもなかなか凝っていて、目でも楽しめるお料理の数々。
本場、鹿児島の芋焼酎も種類豊富で、焼酎好きのノエルも迷うほど。
そうだったね、昨日は松茸で。
流れています。
翌朝も朝から風呂ざんまい。
部屋のすぐ下を流れるアモリ川の音に包まれて浸かる温泉は極楽そのものです。
火山地帯の鹿児島はまさに温泉天国で、どこに行っても素晴らしい温泉に出会えます。
中でもこの霧島一帯には数々の温泉地があり、湯量豊富で様々な選出も楽しめるのです。
明健温泉にあるここ石原荘のお風呂はちょっと珍しい炭酸水素沿線、もちろん源泉掛け流しです。
浸かるたびにお肌にはきめ細かい泡がびっしり。
普段は宿のすべてのお風呂に入らなければ気が済まない私ですが、ここだけでもう満足かも。
ボリュームたっぷりの朝食を楽しんだ後には散歩がてらに、昨夜はあいにくの大雨で入れなかった館内のお風呂を巡ります。
晴れたね。
すごい!かなりワイルドな。
ここに雑魚場があって、なかなか。
今日雨がいっぱい降ったので、ね、川が。
こういう感じ。
広々とした内風呂とワイルドな野天風呂。
そしてツリーハウスのような趣がある貸切風呂。
何よりも素晴らしいのは、やはり目の前を流れるあもり川の姿。
人の力では再現のしようがない自然ならではの美しさです。
寮県石原総。スーパーチンコー!
石原総を後にして鹿児島へと向かう途中。
鴨尾にあるコミンカカフェにちょっと寄り道し、ノエルのお友達と合流。
鴨尾サロー全在で美味しいランチをいただきます。
料理長めぐみさんが作る自家栽培の有機野菜をふんだんに取り入れたワッパ飯やデザートの数々は、
どれもヘルシーかつ美味しい。もちろん前菜もありますよ。
鹿児島市内にも店舗を持つ前菜ですが、ご主人はアーティストでもあり、店内はちょっとしたミニギャラリーの雰囲気。
お二人のセンスがあちらこちらに光ります。
そして私にとっては初めての鹿児島市内へ。
鹿児島城の本丸跡地を抜け浦山を登る途中には西南戦争の末、
西郷隆盛が自決するまでの最後の数日間を過ごしたという西郷洞窟もあります。
鹿児島の歴史、ドラマチックですよね。
小高い山の上に立つ白山ホテル鹿児島が今夜の宿泊先です。
桜島と金港湾、鹿児島の市街地が一望できる素晴らしいロケーションです。
残念ながら今日は曇り空ですが、晴れた日には露天風呂からも時折雲煙を上げる桜島が見えるのだそう。
夜は下界に降りて、まずは私の大好きな天ぷらサゼンでお友達とディナー。
東京よりもグッドリーズナブルなお値段で揚げたての美味しい天ぷらを味わえるんですよ。
続いて鹿児島市の繁華街天文館へと繰り出して、ソウルマスターズカフェでディスコナイト。
鹿児島のレジェンドとも呼ばれるDJボスの絶妙な語りとノリノリのソウルファンクミュージックで店内はいつも大盛り上がりです。
私のカナダの親友がつないでくれたご縁で鹿児島でもこうやって戻ってくるのが楽しみな場所ができました。
それをまたカレンとも共有できることが本当に嬉しい。
人とのご縁は思いがけない形で世界を広げてくれますね。
翌日は雨も晴れ、桜島が見えてきました。
今日もノエルのお友達が案内してくれ、ゼリーで桜島に渡ります。
降り積もった黒い火山灰と至る所にゴロゴロと横たわる溶岩の数々。
時折雲煙を上げる桜島の融資を間近で見るとその存在感にただただ圧倒されます。
あちこちに設けられた避難所にカツカ山のすぐそばにいるのだなと気づかされます。
原始の世界にタイムトリップしたかのような桜島のダイナミックな景色を楽しみながら島をぐるっとドライブ。
反対側にあるパラゴシャ神社に到着。
大正時代の大噴火により丈夫を残して埋没したという無理があるこの神社。
自然の脅威を感じます。
境内を進んでいくとなんと森の中にイノシシの子供が出現。
野生のイノシシをこんなに近くで見るのは初めてです。
まさに大地とつながる島、桜島でした。
初めてのノエルとの二人旅。
わざわざ言葉にしなくても通じる部分が大きい、つながる部分が多いと改めて感じる旅となりました。
この年になって初めてわかる兄弟のありがたさ。
お互いのことは嫌になるほどわかっている気になっていたけど、実はそうでもないことに気づく。
と同時に違いよりも共通点の方がずっと多いことにも気づく。
そうだね、若い頃は自分のことでいっぱいいっぱいで見えていなかった部分が見えてきたりして。
そうすると実は違いよりも共通点の方がずっと多いことにも気づいて。
年を取るのも悪いことじゃないなと思う。
お互いの世界をこの年になってこうやって共有できるのは嬉しいことですね。
ほんと。
お友達がつないでくれたご縁がこうやってまたつながっていって、
人とのご縁はいつだって世界をぐっと広げてくれます。
鹿児島でお世話になった皆さん、本当にありがとうございます。
東京とカナダにも遊びに来てくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
それではまた。

