【ゆっくり解説】人類が滅亡しかけたゾッとする出来事6選

世界の未解明ミステリー【ゆっくり解説】
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4 回視聴·2024/10/12
今回は「人類が滅亡しかけたゾッとする出来事6選」を解説します。
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ゆっくり霊夢です。
ゆっくり魔理沙だぜ。
人類の歴史は約500万年あると言われているんだが、 実は何度か滅亡しかけた出来事があるんだ。
過去にはそんな凄い出来事が起こっていたの?
原因はそれぞれ違うんだが、 今の人類の繁栄は奇跡の上に成り立っているんだぜ。
恐竜は隕石の落下で絶滅したらしいけれど、 人類もそうなっていた可能性があるってこと?
そうなんだ。 運命の歯車が少しでもずれていたら、 地球から人類という種は消えていたかもしれないな。
というわけで今回は、 人類が滅亡しかけた事件6選について解説していくぞ。
それじゃあ、ゆっくりしていってね。
1.太陽嵐事件
最初に紹介するのは、太陽嵐事件だ。
太陽嵐って?
太陽嵐とは、太陽の爆発的な活動によって放たれる 強力な高温のプラズマのことだな。
太陽の周りには100万度のプラズマが満ちていて、 そのプラズマは宇宙空間に放出されているんだ。
その太陽嵐が地球に直撃したら大変なことになりそうね。
実は過去には太陽から放たれた太陽嵐が 地球をかすめたことが2回あるんだぜ。
そうなの?
1度目は1859年に観測された、キャリントンイベントだ。
イギリスの天文学者であるリチャード・キャリントンに 観測されたこの太陽嵐は、
地球をかすめるような軌道で放出され、 地球全体に大きな被害を出したんだぜ。
かすめただけなのに被害が出たの?
それだけ太陽嵐が持つエネルギーがすごかったということだな。
太陽嵐によって地球に大量のエネルギーが降り注いだ結果、
普段はオーロラが見られない地域でも、 鮮やかなオーロラが発生したんだ。
あら、ロマンチックでいいじゃない。
ロマンチックという話では済まないな。
太陽嵐によって巨大な磁気嵐が世界中で発生し、 アメリカの電信システムが停止してしまったんだ。
電報用の鉄塔は巨大な火花を吹いたり、
電信柱を交換していた作業員が感電して 亡くなってしまうケースもあったんだぜ。
そんな大事だったの?
当時は今ほど科学技術が発達していなかったんだが、 それでも世界中を大混乱に落とし入れたんだ。
じゃあ、現代で同じように太陽嵐が地球をかすめたら、 大変なことになっていたのね。
それが2012年にも大規模な太陽嵐が地球をかすめていて、
その時の太陽嵐の規模はキャリントンイベントとほぼ同じだったんだぜ。
2012年に発生した太陽嵐は地球の軌道上を通過していて、
もし太陽嵐の発生が一週間早ければ地球に直撃していたんだ。
地球に直撃?
もし、地球に直撃していた場合、世界中で大停電が発生して、 電力で動くあらゆるすべての機器を破壊していたんだぜ。
その際の経済損失は、200兆円とも言われている。
NASAによれば人類の文明を200年後退させる 壊滅的な被害が出ていた可能性があるんだ。
に、200年後退?
太陽嵐自体の規模はキャリントンイベントとほぼ同じなんだが、 文明が発達している分だけ被害も大きくなってしまうんだ。
人類の文明が発達すればするほど太陽嵐による被害が大きくなってしまうのね。
もし太陽嵐が地球を直撃していたら、 地球がテラフォーマーズの世界になっていたかも。
なんでテラフォーマーズなんだ?
ゴキブリは強力な放射線にも耐えるって聞いたわ。
それは都市伝説だな。
ゴキブリも耐えられないレベルなんだぜ。
もし太陽嵐が地球を直撃したら、 高エネルギー粒子によって地球の保存層は破壊されて、 人類は外に出られなくなるんだ。
どんな健康な人でも、30分ほどで皮膚がんになってしまうからな。
こわ。
また、人類だけではなく地球上のほとんどの生物が 壊滅的な被害を受けることになるな。
そう考えると2012年に起こった太陽嵐は本当に危なかったのね。
2.アスクレピウスの衝突
次に紹介するのは、アスクレピウスの衝突だ。
なんだかかっこいい名前ね。
アスクレピウスは小惑星の名前なんだぜ。
1989年にアメリカ人の天文学者によって発見されたんだが、
実はこのアスクレピウスは地球からわずか70万キロの距離を通過していったんだ。
70万キロ、数字で言われてもピンとこないわ。
この小惑星は地球が6時間前に通過したポイントを通り過ぎていったんだぜ。
6時間前、それって飛来するのが少し早かったら 正面衝突していたってことじゃない。
ああ、その通りだ。
アスクレピウスの直径は300mで、
もし地球に正面衝突していたら、 都市が壊滅するほどの大惨事になっていたんだ。
都市が壊滅するほどの被害ですって。
地球には日夜多くの小惑星が衝突しているんだが、 その多くは大気圏の熱で燃え尽きている。
だが、このサイズの小惑星は大気圏では燃え尽きずに、 確実に地表に到達することがわかっているんだぜ。
もし、アスクレピウスが衝突していたら、 とんでもないことになっていたわけね。
現在の研究では、直径が1キロ以上の小惑星が地球に衝突したら、
人類の文明は完全に破壊されて、 人類は絶滅すると言われているんだ。
人類絶滅?
1989年に衝突しかけたアスクレピウスは そこまでの被害は及ぼさないが、
世界中の人間が感じ取れるレベルの大災害が 起きていた可能性は高いな。
直径300mの小惑星の衝撃の破壊力は、
広島に投下された原爆で換算すると、 430万発相当と言われているんだ。
原爆430万発相当って、
現在、世界で最も強力な核兵器の威力が、 広島に投下された原爆の3300倍と言われていて、
この最強の原爆と比べても、 アスクレピウスの衝突の破壊力は桁違いなんだ。
単純な計算で世界最強の原爆と比べても、 1300倍の破壊力があるってことだからな。
この小惑星が6時間差でやってきたことに 心の底から感謝するわ。
35年も前に通過したってことは、 もう二度と地球には近づかないんでしょ?
それがそうでもないんだ。通過した後に分かったことなんだが、
アスクレピウスは地球の周りを周回している小惑星で、 2年から3年の周期で地球に近づいてくるんだぜ。
それじゃあ地球は2年から3年の周期で 衝突の危機にあるってことなの?
いや、小惑星は宇宙空間で衝突したり、 天体の重力で軌道が変わっていて、
アスクレピウスが地球に衝突することはないんだ。
そうなの?それなら1989年の衝突危機の方が 珍しいケースだったのね。
それを聞いて安心したわ。
次に紹介するのは、スペイン風邪だ。
スペイン風邪は1918年から1921年まで 流行したインフルエンザだな。
スペイン風邪の名前は聞いたことがあるわ。 あれってインフルエンザだったの?
スペイン風邪の正体は、風邪ではなく インフルエンザの一種だとされているんだ。
実はスペイン風邪が流行した当時は、 病原菌の種類を特定する技術がなく、
正体不明の病原菌として世界中で猛威を振るっていたんだぜ。
それはすごく恐怖だったでしょうね。
今もコロナが世界中で猛威を振るっているけれど、 正体ははっきりとわかっているものね。
しかも、1918年は第一次世界大戦の最中で、 敵軍に病原菌が蔓延していることを隠していたために、
世界中へとまたたくまに広がってしまったんだぜ。
そうなの?本当にスペインも無責任なことをするわ。
実はそれは誤解なんだ。
スペイン風邪と名前がついているが、 病原菌が発見されたのはスペインではないんだぜ。
嘘でしょ。スペイン風邪なのにスペインが原因じゃないの。
100年前なので正確にどこの国から始まったのかはわからないんだが、
スペイン風邪を世界中に広げたのは、 アメリカ軍の兵士だと言われている。
アメリカ軍?
ただ、当時はアメリカ軍が情報統制をしていて、
唯一、中立だったスペインがスペイン風邪を公表したせいで、
その噂が人づてに伝わって、 いつの間にかスペイン風邪と呼ばれるようになったんだ。
本当に迷惑ね。それならスペイン風邪じゃなくて、 アメリカ軍風邪って呼べばいいのに。
今はその誤解も解けていて、 1918年のインフルエンザパンデミックなんて呼ばれているな。
当時は抗ウイルス薬や有効なワクチンが存在せず、
世界中で5億人の感染者を出したとされているんだ。
5、5億人?それがたった3年間でその感染者数でしょ。
当時の世界人口は約20億人と言われているため、 世界人口の4分の1が感染した計算になるな。
スペイン風邪は致死率も異常に高く、 1700万人から5000万人が亡くなっているぜ。
当時の医者も懸命に原因究明に動いていたんだが、 最終的には全員がサジを投げるしかない状態で、
一歩間違えば人類が絶滅していたかもしれないんだ。
人類が絶滅、そんなにすごい病原菌だったのね。
でも、そんな強力な病気はどうやって収束したのかしら?
それがスペイン風邪がなぜ収束したのかは、今でもわかっていないんだ。
有力なのは人類が集団免疫を獲得した、という説だな。
集団免疫って?
人間は一度ウイルスに感染すると、そのウイルスに強くなるんだ。
風邪をひいた直後は、しばらく風邪をひきにくくなるやつよね。
ああ、大勢の人が同じウイルスに感染すると、その人たちが同時期にそのウイルスに強くなる。
そのおかげで免疫のない人にウイルスが感染する確率が下がるんだ。
この仕組みが集団免疫なんだぜ。
このスペイン風邪の時は集団免疫に救われたのね。
ただ、集団免疫は必ずしも働くとは限らなくて、
ウイルスが変異していくタイプだと集団免疫を獲得しづらいんだ。
変異していくウイルスって?
ウイルスの中には常に変異し続けているものがあって、コロナウイルスなんかがその代表例だな。
コロナウイルスは他のウイルスと比べて変異が早くて、集団免疫がうまく働かないんだ。
じゃあ、もし1918年に有効したスペイン風邪が、コロナのように変異が早かったらどうなっていたの?
100%人類はスペイン風邪によって絶滅していただろうな。
スペイン風邪は致死率と感染率は高いものの、人類の持つ集団免疫で抑え込めるレベルだったんだ。
実際、集団免疫で人類は全滅を免れているんだものね。
ただ当時はウイルスの病原菌を分離する技術がなくて、スペイン風邪を引き起こした原因が、何のウイルスだったのかわからず自慢だったんだぜ。
え?でも、スペイン風邪の正体はインフルエンザなんでしょ?
実はそれがわかったのは1990年のことだ。
1990年?解明に時間がかかりすぎじゃない?
アラスカの永久東土にスペイン風邪で亡くなった人の遺体が残されていて、その人のDNA情報を調べた結果、ようやく原因がわかったんだ。
実はこの永久東土の遺体は1930年代には発見されていて、アメリカとイギリスの研究者がその正体を突き止めようとしていたんだ。
それでもスペイン風邪の正体はわからず、技術が発達した現代にようやく解析できたわけね。
今の現代人は全員がこのスペイン風邪を生き延びた人々の末裔で、今の人類があるのは、スペイン風邪に負けなかった当時の人々のおかげと言えるだろうな。
スペイン風邪に負けなかったご先祖様には感謝しかないわね。
次に紹介するのは、2000年問題だ。
これは、2000年になると世界中のコンピューターが誤作動する可能性があるとされた問題なんだぜ。
この問題はミレニアムバグとも呼ばれていて、人類滅亡の危機ともされていたんだ。
人類滅亡の危機?でも、たかがコンピューターが誤作動するだけでしょ?
コンピューターは、今日まで人類の文明のありとあらゆる場所に使われている。
2000年問題がそのまま現実のものになると、空を飛ぶすべての飛行機が墜落し、世界中のすべての病院は機能を停止して、世界中の軍事基地からは、ミサイルが誤射されていた可能性すらあったんだ。
嘘でしょ、そんなことになったら世界の終わりだわ。
でも、なんでそんな大変なことが起こってしまったの?
実は昔のコンピューターは日付を扱う際に、西暦の霜二桁のみを記憶していたんだぜ。
1900年だと00、1951年だと51という感じだな。
だが、この方法だと1999年まではかぶらなくても、2000年になると霜二桁が00になってしまうんだ。
でも、それだと1900年とかぶってしまうわ。
そうなんだ。だからコンピューターが今の時間を1900年と誤認して、誤作動を起こしてしまう危険性があったんだぜ。
何よそれ、それじゃ欠陥品じゃないの、昔の人たちもいい加減よね。こんな致命的な欠陥に気づかないなんて。
いや、実はこの2000年問題はコンピューターが発明された当時から問題視されていたんだ。
じゃあ、なんで昔の人はこの問題を放置していたの?
コンピューターが発明された当時では、この問題に対処しようがなかったんだぜ。
今でこそコンピューターの容量は16GBや32GBと大容量になっているが、当時のコンピューターの容量は128KBや256KBがせいぜいだったんだ。
すくな、よくそれでパソコンが動いたわね。
だから、当時は容量を少しでも節約する必要があったんだぜ。
さらに言えば、コンピューターが開発された当初は、技術の発達でアップデートがされていき、その当時に開発したプログラムが何十年も使われるとは思っていなかったんだ。
だから、問題を認識していても放置していたのね。
2000年問題は一般の人々にも知れ渡っていて、世界中の人々が大混乱に備えていたんだが、コンピューターの誤作動はほとんど起きなかったんだぜ。
結局、ただのデマだったの?
いや、2000年問題はデマではなく現実に起こっていたんだ。
2000年問題を乗り越えるために、1997年頃からコンピューターの取り替え作業を行い、2000年を迎えるその瞬間は、IT技術者たちは止まり込みの臨戦態勢を整えていたんだぜ。
そうだったの、じゃあ、私たちが今もパソコンを使えるのはその人たちのおかげなのね。
もちろん、IT技術だけではなく、世界各国の政府も器用に通達をしていて、彼らの努力がなければ、2000年に人類の歴史は終焉を迎えていたかもしれないな。
でも、もう2000年から24年も経っているし、この問題は完全に解決されたのよね?
いや、それがそうとも言い切れないんだ。実はこの2000年問題は、完全には解決していない。
どういうこと?
2000年問題を解決するには二つの方法があったんだ。一つはシステム自体を完全に新しいものに変えてしまう方法だな。
ふむふむ、確かにそれは確実だわ。
この方法は西暦を4桁で表していくことで、完全に2000年問題は解決することができる。
でも、2000年問題は解決してないんでしょ?
そうだな。もう一つの方法はシステムはそのままに、コンピューターに誤認させる方法なんだ。
システムをそのまま入れ替えると莫大なコストがかかってしまう。
そのため、コンピューターに誤認させて、今が2000年代だと勘違いさせるんだ。
え?でもそれって問題を先送りしているだけじゃないの?
そうなんだ。この方法では2000年問題のカウントがゼロに戻っただけで、いずれまた2000年問題が生じてしまうんだぜ。
実際にオーストラリアの金融システムは、2010年に大規模な誤作動を起こしてしまったんだ。
誤作動ってどんなことになったの?
オーストラリアのクイーンズランドにある銀行で、大規模なシステム障害が起こったんだぜ。
その結果、クレジットカードなどの決済が拒否されて、現地では大混乱が起こってしまったんだ。
あるひとつ前、クレジットカードが使えなくなってしまうなんてホラーじゃない。
この問題はオーストラリアだけではなく、日本を含め世界中で起こる可能性があるんだぜ。
2000年問題を先送りしたツケがこれからやってくるわけね。
5.ノルウェイロケット事件
次に紹介するのは、ノルウェイロケット事件だ。
ノルウェイロケット事件?なんだか規模の小さそうな話になりそうね。
とんでもない。ノルウェイロケット事件は、アメリカとロシアが核戦争一歩手前まで行ってしまった事件なんだぜ。
核戦争一歩手前ですって。
事の発端は1995年にノルウェイ北西の海岸から打ち上げられたロケットだったんだ。
このロケットはノルウェイとアメリカが合同で開発した気象観測用のロケットで、オーロラの光を観測するのが目的だった。
え?オーロラ観測用のロケットを打ち上げたことで、なんで核戦争一歩手前まで行ってしまったの?
実はノルウェイの北西の海岸から打ち上げられたロケットの軌道が、アメリカ本土のミサイル基地からロシアを攻撃する軌道と合致してしまったんだ。
そんなことがありうるの?
実はロケットとミサイルは原理がほぼ同じで、大陸弾道ミサイルと呼ばれる種類のミサイルは、一度打ち上げて大気圏まで到達した後に、放物線を核用に落下して標的を攻撃するんだぜ。
でも、それってただの偶然の一致よね。
東のロシアはそうは思わなかったんだ。
レーダーではただのロケットなのか、攻撃用のミサイルなのか判別がつかないからな。
ロシアの核抑止部隊はアメリカの核攻撃の可能性を考慮して、核ミサイルの発射ボタンを当時のエリティン大統領の前に置いたんだぜ。
本当にこのままじゃ核戦争マッシグラじゃないの?
当時のエリティン大統領は、ロシアを守るためにアメリカに核による報復をするのか、それともアメリカを信じて核の報復をしないのか、難しい判断を迫られることになったんだ。
私だったら疑心暗鬼になって核ミサイルを撃ってしまうかもしれないわね。
その後、ロシアの観測員が核攻撃ではないと判断し、報復の核攻撃の命令は下されなかったんだぜ。
よくエリティン大統領は核報復を思い留まったわね。
実はエリティン大統領が思い留まったのには理由があるんだ。実はこの事件が起こる6年前に冷戦が終了していたんだぜ。
ロシアの前身となるソ連はアメリカとの対立よりも強強を選択していて、今後、核戦争は滅多なことでは起きないと言われていたんだ。
それなのに冷戦終了後に核戦争が起こる寸前になっていたなんてね。
それにしても事前通達をしないなんて、アメリカも不要意すぎるわ。
それがノルウェーとアメリカは、ロケットの打ち上げ計画をロシアを含む30カ国に事前に通告していたんだ。
事前に通告していたのに、核戦争一歩手前まで行ってしまったの。
具体的な日数までは伝えていなかったのと、ロシアの上層部が大した情報じゃないと、ミサイル攻撃警戒システムの操作員に伝えていなかったのが原因だな。
なるほどね。双方に小さなミスがあったのね。ほんの小さなミスで、危うく核戦争が起きかけていたなんて想像するだけで恐ろしいわ。
この事件で世界はたとえ冷戦が終結しても、核戦争は起こり得ると再認識させられたんだ。
この事件の4年後、ノルウェーとアメリカは同系のロケットを打ち上げることになるんだが、その際は通常の通知とは別に、アメリカが直接ロシアに対して打ち上げ情報を流したんだぜ。
アメリカも1995年のミスを改めたのね。
気象衛星ロケットの打ち上げ情報を周知徹底したおかげで、1999年の打ち上げは大きな混乱もなく無事に終わったんだ。
気になるのはその後よね。その後もアメリカはロケットを打ち上げているんでしょ?
同じような事件は起きていないのかしら?
同じような事件はこれ以降は起きてはいないな。
2000年から2013年までにアメリカは259回のロケットを打ち上げているんだが、その全てが大きな混乱もなく終わっているぜ。
その話を聞いて安心したわ。知らないところで勝手に誤認されて核戦争が始まるなんて嫌だもんね。
6.タンボラさんの噴火
最後に紹介するのは、タンボラさんの噴火だ。
タンボラさんなんて聞いたことがないわね。
このタンボラさんは、インドネシアのスンバワ島という場所にある山なんだが、1815年に大噴火をしていて、この大噴火は人類史上世界最大の火山噴火と呼ばれているぜ。
人類史上世界最大の火山噴火?
タンボラさんの噴火は1812年から始まったんだ。最初はどこの火山でも見られるような小規模な噴火だったんだが、その3年後の1815年に大爆発を引き起こして、大量の噴煙を巻き上げたんだぜ。
だ、大爆発!
この時の痕跡は今も残っていて、タンボラさんの火口には直径6km、深さ1kmのカルデラが形成されているんだ。山を1kmもえぐり取るような大噴火だったってことだな。
噴火の規模が大きかったのはわかるけど、でも所詮は火山の噴火でしょ?
火山の噴火をなめてはいけないんだぜ。タンボラさんの大噴火によって大量の溶岩流や火山灰が放出されて、1万人の人が亡くなったとされているんだ。
噴火の被害者で1万人は多いわね。
それだけでは済まなかったんだぜ。その後も亡くなった人は増え続けてスンバワ島で38,000人、隣のロンボク島でも44,000人が亡くなったんだ。最終的に亡くなった人はインドネシアだけで92,000人と言われているな。
その後に何があったの?
実はこのタンボラさんの大噴火の際に、大量の噴煙が噴き出したんだぜ。
大量の噴煙によって、タンボラさんの周辺は3日間、昼までも夜のように真っ暗だったそうだ。
昼でも真っ暗になるほどの噴煙が上空に噴き出されたのね。
噴き上げられた噴煙は清掃圏にも達して、噴火から1週間は火山灰が空から降り続けたそうなんだ。
1週間も火山灰が降り続けるなんて迷惑な話だわ。
迷惑というだけでは済まないな。
降り続けた火山灰が周辺地域の農業を壊滅させて、大量の合社や病気を蔓延させたんだ。
なるほどね。
それで噴火の後に8万人もの人が亡くなってしまったのね。
さらに深刻だったのはその後の出来事だな。
大量の噴煙は清掃圏に留まり、エイロゾルとなって太陽光を遮ってしまったんだぜ。
エイロゾル?
エイロゾルとは空気中に漂う塵のことだな。
わかりやすく言うと、タンボラさんから噴火した噴煙で地球の半分の空が塵で覆われてしまったんだ。
それってすごくまずいんじゃないの?
すごくまずいな。
空を漂うエイロゾルは簡単には取れないんだ。
そのため、ヨーロッパや北アメリカ、中国の北部などでは急速な寒冷化現象が起こってしまった。
この寒冷化は、ヨーロッパから夏を奪ってしまったんだぜ。
ヨーロッパから夏を奪ったってどういうことなの?
タンボラさんの噴火から数年間は、真夏でも気温が上がらずに凍えるような寒さが続いたんだ。
真夏でも凍えるような寒さなんて、大変なことになりそうだけど。
その通りだ。
この時代は保存技術が発達しておらず、夏場に採れた食料で冬場を乗り切っていたんだぜ。
しかし、記録的な冷化によって夏に作物が採れず、
ヨーロッパの人たちは過去に経験したことのない食料不足に苦しめられることになるんだ。
この時に亡くなった数は、世界中で2万人から3万人と言われている。
3万人ががし、当時は想像を絶するような悲惨な状況だったでしょうね。
太陽光が遮られたことで世界全体の気温が1.7℃も下がったんだが、
これはあまりにも異常な事態なんだ。
そうなの?
地球温暖化による平均気温の上昇は、100年で0.75℃と言われていて、
しかも地球の気温を上げるのは簡単で、下げるのは至難の技だと言われているんだ。
確かに、人類は地球の平均気温を下げようと頑張っているけれど、一向に下がらないもんね。
それをあっさりとやってのけるって、自然のエネルギーはなんて凄まじいのかしら。
さらに、タンボラ山の噴火は人類の文化にも深刻な影響を与えている。
タンボラ山のあるスンバワ島には、タンボラ語という希少な言語を喋る民族が暮らしていたんだ。
スンバワ島は火山噴火の直撃を受けたのよね?
そうだな。その影響でスンバワ島に暮らしていた民族は全滅し、現在ではこのタンボラ語は死語となってしまったんだぜ。
火山の噴火によって、一つの民族と言語が消失してしまったのね。
人類に大きな被害を与えたタンボラ山の大噴火だが、悪いことばかりではなく、恩恵ももたらしているんだ。
噴火によって移動用の馬の餌が不足して、馬の数が激減してしまったんだが、
その状況を打開するために発明されたのが自転車なんだぜ。
えー、じゃあ、タンボラ山の噴火がなければ、自転車も生まれていなかったってこと?
その可能性は高いだろうな。
さらに一週間降り続いた火山灰が、インドネシアの土壌に豊富なミネラルをもたらして、今の人類の食糧を支えてくれているんだ。
もしタンボラ火山の大噴火がなければ、人類史が変わっていたかもしれないわね。
ってことで今回は、人類が滅亡しかけた出来事6選について解説したが、どうだった?
私たちが気づいていないだけで、人類は何度も滅亡の危機に直面していたのね。
今回の話を聞いて、今の何気ない日常がいかに貴重なものか、改めて実感できたわ。
そうなんだ。今の日常も永遠に続くわけではなく、突然終わることもありえるんだ。
本当にそうね。今回の話をきっかけに、明日からはもっと真剣に生きることに向き合えそうだわ。
というわけで、今日の動画はここまで。
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