グリーゼ710が地球を破滅させる?

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1 動画再生回数·2024/08/05
きっとあなたは、地球上全ての生物を消し去ってしまう危険な小惑星については、よく聞いた事があるでしょう。
それでは、「キラー恒星」については、聞いたことがありますか?
たった百万年後、この天体が太陽系に突入してきて…地球はもう絶対に終わりです!
脅威とクリックベイトについて
恒星の脅威
世界同士の衝突
きっとあなたは、地球上全ての生物を消し去ってしまう危険な小惑星については、よく聞いた事があるでしょう。
それでは、「キラー恒星」については、聞いたことがありますか?
皆さん、こんにちは。
たった百万年後、この天体が太陽系に突入してきて…地球はもう絶対に終わりです!
いえいえ、そんなことはない?
こちらはトップランキングです。
皆さん、一緒に、全部解き明かしていきましょう。
始まります!
脅威とクリックベイトについて
正直に申し上げますと、宇宙は、静かで穏やかな場所とは、到底言えません。
そうですね、太陽系のような、十分に年月を経た恒星系では、大きな天体が、恒星を中心として大昔に確立した安定した軌道上を公転しています。
けれども時折、比較的小さな小惑星から完全な恒星まで、大小様々な招かれざる客が、この整った宇宙の踊りの輪に飛び込んでくることがあるのです。
本来の軌道をそれた小惑星や彗星は、定期的に地球にぶつかってきます。
最も有名なのは、もちろん、6600万年前に、鳥類型恐竜を除く恐竜と、海や空の爬虫類の絶滅原因となった物です。
ただし、そのような小惑星は一つではありませんでした。
ずっと後にも小惑星は落ちてきましたが、それほどの大災害は招かなかっただけなのです。
今日研究者たちは、近い将来、地球に衝突する可能性のある小惑星や彗星に、特別な注意を払っています。
それらは、「潜在的に危険な天体(PHO)」と呼ばれます。
PHOのリストにのるのは、地球から0.05AU以内の距離に近づいた、直径100mから150mよりも大きな天体です。
現時点では、2000個以上のPHOが知られています。
けれども、恐れ慄くことはありません。
学術用語は「日常生活」と完全に一致するわけではないからです。
空からこれらの天体がいつなんどき私たちの方に落ちてくるか分からない、ということはありません。
また、多くの天体がPHOのリストから外されています。
そうなった一例が、小惑星アポフィスです。
もしかしたら、あなたにも聞き覚えがあるかもしれませんね。
それというのも、大勢のジャーナリストをはじめとする人々が、この天体が地球に2012年から2013年にかけて衝突するかもしれないと予言しました。
けれどもそれは起こらず、のちの調査によって、この小惑星が地球に飛来する確率が実は極めて低いことが示されたのです。
今では、この天体に脅威はないと考えられています。
言いかえれば、どうやら近い未来に、大きな小惑星が地球に衝突してくる恐れはなさそうです。
たとえ、似たような事が起きたとしても、現代の文明社会で対処できないような事態にはならないでしょう。
津波や地震は、もちろん大災害を招きますが、それでも世界の終わりではありません。
「人類を壊滅させる、致命的に危険な小惑星を発見」といった見出しの動画や記事に出くわしたら、それはタチの悪いクリックベイトです。
けれども、他の天体についてはどうなのでしょうか?
恒星の脅威
ずっと大きな脅威をもたらすのは、小惑星よりむしろずっと大きな天体で、それは惑星や恒星が、均衡を確立した惑星系に「突入して」くる場合です。
問題は、太陽系の太陽から独立して銀河中心を公転している恒星や、恒星系に属さない「自由浮遊惑星」です。
また、恒星が銀河核から受ける重力作用は、太陽系の惑星が太陽から受ける重力作用と比べ、ずっと弱いものです。
従って、様々な天体の軌道が交差することが、時折、実際に起こります。
そしてそれは、悪い前兆です。
地球から比較的近くにあり、こちらの方向へ高速で移動している恒星には、太陽系を潜在的な脅威にさらす恐れがあります。
そのような天体を一つ、研究者たちは把握しています。
それが「グリーゼ710」という符号を付けられた恒星です。
現時点でこの恒星は、十分な距離をへだてた、約64光年先にあります。
この天体があるのは、へび座の場所です。
肉眼では見えませんが、性能の良い望遠鏡なら、運が良ければ見えることがあります。
天体カタログにこの恒星が載ったのは、1863年のことでした。
グリーゼ710は、スペクトル型K7の橙色矮星です。
質量は太陽の0.57倍で、半径は太陽の0.58倍です。
この天体は、同程度の天体と比べたいへん暗く、光度は太陽の0.045倍しかありません。
すでにお察しのように、グリーゼ710が問題なのは、地球の方へ飛んで来つつあるからです。
近い未来については何も心配ありませんが、約135万年後、この矮星は太陽系に突入します。
グリーゼ710は最終的には太陽から遠ざかり始めますが、その前にどれだけ太陽に接近するかについて、異なる予想値があります。
ある研究者たちは、約0.3から0.6光年の距離まで近づくと考えています。
別の研究者たちによれば、ずっと短く、約0.19光年です。
ここでお伝えしておかなければならないのは、この天体が太陽系の惑星のどれかに正面衝突する恐れは無いということです。
最も短い距離でも、太陽・海王星間の距離よりも長いのです。
ただ、そうですね、太陽からプロキシマ・ケンタウリまでの距離よりはずっと短いです。
けれども、問題はそれではありません。
研究者たちの見解によると、太陽系の遠い辺境には、いわゆるオールトの雲があります。
それは、様々な大きさの氷の天体からできた、巨大な「球体」です。
おそらく、長い周期の彗星はここから飛来します。
オールトの雲は地球からあまりに遠いので、ここからの「来客」の多くは、太陽系の誕生から45億年の年月を通じ、たった一度だけ太陽系の内側に入ってきます。
グリーゼ710は、太陽系の惑星に直接的には作用しないでしょう。
けれども、オールトの雲をひどく動揺させることはあるでしょう。
グリーゼ710の重力によって、多くの彗星や、セドナ級の小さな準惑星までもが、軌道からそれるかもしれません。
そうすると、そのような天体の一部は辺境へと投げ出され、また別のものは、反対に、太陽に近づき始めるかもしれません…
つまり、地球の方へと。
それはどんな様子で、どんなふうに私たちをおびやかすのでしょうか?
世界同士の衝突
グリーゼ710が太陽に接近すると、ついに肉眼で見えるようになります。
この星の「みかけの等級」は、-2.67にもなります。
つまりグリーゼは、天球で最も明るい恒星になります。
シリウスは-1.4で、感覚的にすっきりしませんが、等級の値は暗い恒星ほど大きいのです。
グリーゼ710の光は、オールトの雲の天体を照らすでしょう。
それらの天体は氷でできているので、理論的にはアルベドが高いはずです。
ただし、それらの天体自体が小さいため、その光は地球の大気にさえぎられて届かないでしょう。
けれども、軌道上のステーションからは、たいへん美しい眺めが望めそうです。
輝かしい恒星を取り巻く、無数の従者たち。
ただし、この美しい景色の中で最も重要なのは、もちろん、彗星です。
これらの天体の多くが太陽系の内側へと向かっているので、私たちは様々な「ほうき星」を見る事ができるのです。
一般に、最も明るく、美しく、珍しい彗星は、しばしば長周期彗星です。
なぜならば、長周期彗星は、何度も太陽に接近して物質を失うことがなかったから、簡単に言えば、接近していないからです。
ところが、この美しさには危険が潜んでいます。
彗星は星空を飾るだけではないそうです。
どの彗星も、地球も含め、惑星のどれかに衝突する可能性があります。
しかも、そのような彗星は一つとは限りません。
このような大事故は、小型の小惑星の落下によるものよりずっと強力な、津波、地震、火山の噴火を、何度も引き起こすでしょう。
もっと恐ろしいのが、地球と準惑星との衝突です。
準惑星は彗星より遥かに大きく強力で、最悪のコースを取ったなら、地球が完全に消えてしまうかもしれません。
つまり、グリーゼ710は本当に、小惑星によるものより遥かに深刻な問題を、私たちに引き起こしかねません。
ただし、その時まで、100万年以上の時が残されています。
その時、人類がどんなふうになっているか、誰が分かるでしょうか?
それに、太陽と他の恒星がそのように接近する事は、45億年間に何度も起きたに違いないのに、それでも今なお地球は健在です。
それはもちろん、私たちの「宇宙シールド」、木星によるところが大きいです。
木星は、オールトの雲のどこからか地球の方へ飛来する可能性のある彗星や小惑星を、強力な重力で自分の方へ引き寄せているのです。
だから、心配することはありません!
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またすぐにお会いしましょう、さようなら!
