社会主義国キューバの売◯婦と彼氏の生活に密着してみた
皆さんはヒネテロ・ヒネテラという言葉を聞いたことがありますか?
キューバの言葉で、観光客に声をかけて道案内や売〇行為をする人々のこと
女性をヒネテラ、男性をヒネテロと呼び
もともとは馬に乗る騎手を指す言葉でしたが
長い歴史を経て、売〇をする人たちのことを指すようになりました
そんなヒネテラは、現在キューバに約8万9,000人いると言われ
多くのキューバ人にとって不道徳という認識はなく
キューバ文化の一つのようになっています
歴史を遡り、16世紀後半
現在のキューバの首都ハバナは大西洋を横断する船の寄港地となっており、経済を発展させてきました
しかし砂糖の経済不況に陥ると、奴隷所有者は奴隷女性を船の乗員たちに売〇婦として送り出します
スペインの法律では、奴隷たちは自らの自由を購入できるという権利があったため
19世紀半ばにハバナの人口が急速に拡大すると、自らの自由を購入するために売〇婦として働く奴隷たちが急増しました
約200もの売〇宿ができ、カリブ海の売〇宿と呼ばれるようになりました
1886年にね奴隷制度が廃止されて以降も売〇行為はより拡大し
1959年のキューバ革命以降、売〇を抑制しようという動きがありましたが
現在もなお売〇行為がキューバで多く行われています
今回はその実態を見てみました
皆さんこんにちは Bappa Shotaです
前回の動画では、社会主義国キューバの現実を皆さんに紹介しました
今回の動画は、前回の動画を見ていただいた方がよく理解できると思います
社会主義国といえば、国民が政府のために働き、政府が国民を平等に支えるというイメージでしたが
キューバの現実は全く違いました
政府からの配給や、国営の仕事の給料では到底生活はできず
キューバの人々は超過酷な生活をせざるを得ず
政府からの援助以外でどうにか生活をしていかなければいけません
その中の一部がヒネテラという人たちです
これもキューバの現実の一部です
彼女たちの生活を見ていきたいと思います
キューバに滞在して10日程経ちます
男性も女性も、観光客への客引きや物乞いが他の国に比べて本当に多いです
客引きは、男性は基本葉巻や両替、タクシー、宿の客引きなど
女性は基本的に売〇の誘いが多いです
キューバの文化の一つに
客引きの仲介をするとお金がもらえるというものがあり
全員が客引きなのかと思うぐらい、客引きが多いですね
1泊$20でどうだ?
カサ(民泊)?
大丈夫、もう泊る所決まってるから
OK
どうも
チップはもらえないか?
ごめん
OK、ありがとう
ハバナ産葉巻「モンテクリスト」はどう?
正規のお店は高いから、日本人観光客は皆闇市で葉巻を買って帰る 君もどう?
知ってるよ
向こうに葉巻工場があるんだけど
中ではいろんな種類の本物の葉巻が安く売ってるよ
いや、大丈夫、ありがとう
基本的に観光客が居るところだったら、どこでも客引きされるって感じです
この大通りも、海沿いにあるマレコンって所もそうです
歩いてたら100%客引きされますね
前回の動画でキューバの現実を見たので、なんとも言えないですけど
でもキューバの客引きはしつこくない
いらないってはっきり言ったら引いてくれます
ということで、今回どういう風に動画を撮影したいかを伝えて、撮影に協力してくれる女性を見つけました
今回は彼女に密着します
こんにちは、調子はどう?
ハイ!
ショウタです あなたの本名は言わなくていいけど
あなたの源氏名は何ていうの?
イーシスが私の源氏名よ
よろしく
こちらこそよろしく
ハバナ出身?
うん、この辺りセントロ・ハバナに住んでるよ
元々はどこ出身?
セントロ・ハバナだよ
今何歳?
21歳だよ
仕事は何を?
普段は大学生だけど
お金のために夜に仕事をしているの
夜に働かないといけないんだね
今日はあなたの生活に密着させてもらうけど
キューバの人々がどんな風に生きてるか興味があるから、ちょっと紹介してほしい
じゃあウチに来る?
どこで英語を学んだの?
ストリートで学んだの
ストリートで? すごいな
すごく上手に話すね
ありがとう
基礎は大学でちょっと学んだけど、ストリートの方がもっといろいろ学べるの
特に観光客の人たちと実際に話してると上手になったよ
大学で何を学ぶの?
看護を専攻してるよ
じゃあ将来は看護師になりたいの?
そうだね、でもキューバ国外かな
キューバは嫌なんだ
他の国で看護師になれたら嬉しいな
一人暮らし? それとも誰かと一緒に暮らしてるの?
一人暮らしだけど、今は一人の男性と一緒に住んでるの
友達以上って感じの人とね
彼氏って感じか
まぁそんな感じかな
なんと、びっくりなことに
イーシスの彼氏さんにも今回密着させてもらいます
あなたのお名前は?
クリストファー
はじめまして、ショウタです
どこ出身? この辺り?
ここセントロ・ハバナさ
良いカップルだね
2人すごくお似合いだよ
今からタクシーに乗り込んで彼女の家に向かいます
地元民は乗合タクシーをよく利用するみたいです
めちゃくちゃ暑いです
横の人と密着で汗ベチャベチャです
なんでセントロ・ハバナで働いてるの?
条件がいいの
なんで?
セントロ・ハバナの方が海外からのお客さんが多く集まるから
この辺りはキューバ人しかいないから
中心街の方が人が多いからか
ここが彼女の家だそうです
すごい雰囲気のある建物だ
こんにちは、ショウタです はじめまして
はじめまして
調子はどう?
いつからこの家に住んでるの?
2カ月前からだね
どうぞ
ありがとう
ここがリビングで、向こうがキッチンだよ
ここに2人で住んでるの?
そうだよ
家賃はどれぐらい?
毎月$100ぐらいかな
ここがキッチンか
すごく古いコンロだけど、何とか動いてる
普段はあなたが料理してるの?
彼がしてくれるの
彼がしてくれるのか、いいね
私は全然料理しないの
冷蔵庫もあるよ
こっちはバスルーム
狭いけどね
いいね
2階もあるんだ
この家は古くて、「ヴィンテージ」って感じの建物なの
確かにヴィンテージだね
階段気を付けてね
あれは洗濯物を干すための紐ね
こっちが寝室だよ 散らかっててごめんね
そんなの全然大丈夫だよ
エアコンないんだ、めっちゃ暑くない?
うん、すごく暑いよ
こうやって扇風機をつけて寝るんだ
家の紹介はこんな感じかな
普段は何を食べてるの?
鶏肉とか、アイスとか、お米だね
お米いっぱい食べるんだよね
お米ばっかりよ
お米が一番お腹が膨れていいよね
その通り
これがキューバで食べられてるお米だよ
おー 白米だね?
そうだね
どこで買えるの?
配給で買ったお米だよ
これがアイスクリームだそうです
キューバのアイスはこんな感じです
家族はいるの? 兄弟姉妹とか
いるよ
両親と、兄と姉が1人ずついるよ
ご両親はキューバ国内に?
ハバナより北にある街に住んでるわ
皆の年齢は?
父は70歳で、母は61歳だよ
お兄ちゃんは?
兄が32歳で、姉が40歳
あ、お姉ちゃんもいるのか
私が末っ子なの
二人はキューバに住んでるの?
兄はアメリカで、姉はハイチに住んでるの
お姉さんはハイチで何を?
普通に働いてるよ
ハイチ出身の人と結婚して移住したの
なんでこの仕事をしようと思ったの?
お金が必要だから
日中は大学に行ってるから、夜しか働く時間がなくて、私が生きていくにはどうしても今の仕事をしないといけないの
でもキューバでは学費は無料だよね?
学費は無料だけど、食費も、服を買うお金も必要だし、両親をサポートするためのお金も必要だから大変なの
働いて稼いだお金をご両親に仕送りしてるってこと?
うん、でも両親は私がこの仕事をしてるってことは知らない
仕事内容は?
人に話しかけて、ホテルに行くの
キューバの売〇婦はホテルより、こういうアパートで仕事することが多いんだけど
そこでお話ししたり、マッサージしたりって感じかな
そんな感じのいろんなことをやるって感じか
誰を相手に仕事するの? 観光客? キューバ人?
観光客だけだね
普段、何時から何時まで働いてるの?
セントロ・ハバナに午後8時に行って
帰ってくるのが午前1時ごろかな
午前1時までか... 結構キツイな
次の日の学校のために睡眠は必要だから、午前1~2時には終わるようにしてる
それで大学には何時に行くの?
朝5時に起きて、シャワーを浴びて朝ごはんを食べて、家を出るって感じかな
ヒネテラ意外に何かできる仕事はあるの?
あるよ
一時期ヘアスタイリストとして働いてたことがあるけど、全然給料は十分じゃなかった
そうなのか...
ここの家賃が$100だから、家賃を払うだけでもお金はたくさん必要なの
もし美容院で働いてたら家賃すら払えないよ
美容院で働いたら給料はいくらぐらい?
月収約28.57ドルかな キューバでは悪くない収入だけど、十分ではないよね
お客さんにはいくら請求するの?
$100かな
ヒネモラの人たちは皆同じ料金なの?
皆それぞれかな
私は1人$100だけど
他の人たちは$40~50だったり、人によっては$300だったりするよ
そうなんだ
1日に何人と仕事をしないといけない、とかはあるの?
1日1人だけよ
それで$100って感じだね
でも人によっては1日で複数人を相手する人もいる?
人によるけど、私は1人だけ
生活のためだけにやってるんだね
稼いだお金は貯金してるの?
できないよ、少なすぎる
キューバでは、多くの人がこの仕事で大金を稼げると思ってるけど
収入としては全然足りないよ
ハードな仕事だし
嫌なことをしてくる人もいるよね
今までどんなトラブルがあった?
暴〇を振るおうとしてきたり、事前に同意していないことまでしようとしてきたり
ちゃんと約束した報酬を渡してこなかったりする人もいる
そういうことが起こるの
どうやって自分の身の安全を確保してるの?
仕事に行くときは必ず位置情報を共有するようにしてるの
誰に? 彼氏?
彼氏だったり、他の同業者の人たちだったり
とにかく位置情報は誰かに共有するようにしてる
それで安全を保ってるんだね
すごく危ない時もあるんだもんね
キューバではこの仕事は結構一般的なことなの?
一般的ではないかもしれないけど、その人の状況によっては、やるしかないこともあるし
でも一般的な仕事ではないかな
地域にもよるかな
あなたにとって仕事と愛は全くの別物?
もちろん、仕事と愛を一緒にすることはない 仕事で出会った人を好きになるなんてあり得ない
道で出会って契約を交わして、その時間が終わったらその人との関係は終わり
この仕事をしてて後悔はある?
うん、毎晩後悔してる
でも今の私にはこれしかないの
この仕事辞めたいと思ってる?
もちろん、それはそうよ
でも今じゃないの 今はお金が必要だから
でも大学を卒業したらこの仕事は二度とやらないわ
いやぁ... 話を聞くと衝撃的過ぎますね
もう言葉が出ないですね
彼女の仕事についてどう思ってる?
生きるための稼ぐ手段の一つでしかないよ
俺がどうこう言えることじゃないし、生活のためにお金を稼ぐ手段の一つだと思うよ
反対してるわけではないけど、100%賛成してるわけじゃない それでも生きていくためには仕方ないと思ってる
他の人たちより大きな稼ぎを得られることもあるし、それで将来、家を買ったり国を出たりできるかもしれない
でも嫌じゃないの?
いや、キューバでは結構普通なことだからね
普通なの?
割と普通だよ
売〇で生計を立てている人は世界中にいる
俺達以外にもこういう状況の人はいる
彼は100%同意してるわけではないけど、少なくとも受け入れて理解してくれてる
二人でお金をためて現状を変えるって約束したんだよ
仕事は何をしてるの?
俺も同じようにヒネテロとして観光客相手に街で仕事してるんだ
観光客相手の仕事ね
ガイドとしていろんな所に連れて行ったり、オススメのモヒートを教えたり、道案内したり
紹介先のお店から報酬を貰うんだ
そうやってなんとか生活してるのさ
男性として生きていくのと女性として生きていくのは厳しさが違うの?
全然違うよ
男性は男性で厳しいこともあるけど、女性はもっと複雑で繊細なんだよ
男性は土木系の仕事でもなんでもできるけど、女性は違う仕事を探さないと行けなくて大変なんだ
女性の方がいろんな意味で苦労するんだ
キューバのシステムについてはどう思う?
めちゃくちゃ複雑だね...
他の家族とも色々話したけど、大変そうで...
キューバで一番大変なのは食べ物不足よ
一日何食食べるの? 3食食べれる?
そんなわけないじゃん
普通1食で、2食の時もあるけど
3食は無理だね
お金を稼いでためて、何をしたいの?
まずは大学を卒業しないといけないけど
卒業後は他の国に出ていきたいから、そのためにお金が必要なの
どの国に行く?
スペイン
スペインか、いいね
スペイン以外は?
とりあえずスペインかな
そこで何の仕事をする?
看護師として働きたいと思ってる
何か手助けをしてあげたいです
彼女の夢はスペイン行くことです
僕が助けられることはそんなに多くはありませんが
彼女と彼氏に、気持ちとしていくらか渡せたらと思います
気持ちを渡した後、彼女たちは2階へそれをしまいに行きました
しまいに行って、下りてきたら
こんな物を僕に持ってきてくれました
これは、めちゃめちゃ古い、錆びた時計です
これを僕にくれるとのことで
僕は「全然いいから、気持ちだから」「今日はいろんな取材に答えてくれてありがとう」と伝えたんですけど
キューバ人には、何かをもらったら何かを渡すっていう文化があるみたいです
見た目はすごくボロボロの時計ですけど
僕にとっては、かなりの思い出の宝物になりそうですね
キューバの人々にとってはつらい現状ですけど
人は腐ってないな、と思います
暖かい魂を持った人たちばっかり
それがキューバだなって、強く思います
今から仕事だね?
うん
今日は何時まで仕事?
いつも通り午前1時までかな
いつも仕事には彼氏と一緒に行くの?
うん、私の安全のためにね
彼氏は何をするの?
私が仕事している間、彼には近くに待機してもらって
私に何か危険があった時とかに彼に連絡して、すぐに駆けつけてくれるようにしてるの
彼氏に護衛してもらう感じか
そんな感じ
いつでも助けに来てもらえるようにね
今日はありがとう
ということで、今回は彼女たちといろいろ話しました
キューバには毎年、数多くの観光客が葉巻、ビーチ、パラダイスを求めてやってくる
その裏、見えない所には、この国に暮らす人々の生活があります
生まれた場所が違うだけでこうも自由のあり方が違うのかと、衝撃を受けてます
僕が20歳の時、「何もすることないから、何かしたいことを探したい」という時期がありました
でも彼女たちにとって、自分がしたいことなんて二の次三の次
まず自分たちや家族が生きるために毎日必死
聞いた話によると、ヒネテラの中には40歳、50歳の人もいます
20歳未満の人もいます
子持ちの人もいます
今晩の夕食を食べるために毎日命がけです
衝撃的な事実です
最後に彼女が流しそうで流さなかった涙
あの顔がキューバの全てを物語ってるんだと思いました
あの顔は忘れられないですね
でもこれがキューバの現実の一部です、皆さん
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アディオス!