吉田類の北海道港町めぐり 06(余市偏)
12 回視聴·2025/03/16
酒場詩人・吉田類の北海道港町めぐり第6弾!今回は余市へ!
余市町は、北海道の日本海側に突き出た積丹半島の付け根に位置します。一年中で最も寒さが厳しいこの時期に、酒場詩人の吉田類さんが美味しい酒と肴を求めて、ぶらり歩きます。同行するのは、もうお馴染み、HBCアナウンサーの室谷香菜子。今回も素敵な出会いがたくさんありました。
夏場は、果樹園でサクランボ狩りやブドウ狩りを楽しめ、港の周辺では水揚げされたばかりの新鮮な魚介類を堪能することができます。しかし冬場も、厳しい寒さの中でしか味わうことのできない魅力がいっぱいです。日本のウイスキーの父として知られる竹鶴政孝も、スコットランドの冷涼な気候によく似たこの地に魅せられたひとり。町内にあるニッカウヰスキーの余市蒸溜所の有料試飲コーナーには、滅多に味わうことのできないウイスキーが並んでいます。ひとつの樽から作られたモルトウイスキーのみを瓶詰めしたシングルカスクもありました。中でも、25年かけて熟成されたシングルカスクは琥珀色に輝き、その芳醇な味には類さんも室谷アナもただただ酔いしれて…。
美味しいお酒を見つけると、どうしても美味しい肴が欲しくなってしまうふたり。町内を散策していると、魚介類などを寒気にさらしてスモークしている店を見つけました。サケ、カニ、ホタテ、ニシン、さらにジャガイモやニンジンまで。旨味を凝縮した燻製を口にしたふたりは、またまたお酒が欲しくなってしまい、夜のマチへ。暖簾をくぐった居酒屋は、家庭の味が自慢の人情味あふれる店でした。ウニとニラの卵とじなど、冷えた体を芯から温めてくれる料理に大満足。店の主人は、東京のホテルで20年間、バーテンダーをしていた経験があり、店では20種類以上のカクテルを楽しむことができます。寒いからこそ味わえる、余市の冬の魅力が満載です。
{\an8}(室谷(むろや))オッ! カニだ (吉田(よしだ))はぁはぁ…
{\an8}(室谷) え~っ… こんにちは
(吉田)あっさりした中に ものすごい甘みが―
広がってますね これ
ここだけで 出来上がって しまいそうな気がする これ
{\an8}(ナレーター)海の町で 作る伝統の燻(いぶ)し技
{\an8}(室谷)色も きれい (吉田)ねえ 色も…
{\an8}(室谷) すごい いい香り
{\an8}(吉田) 酒は愛というのが 分かるでしょう
{\an8}全て そういうね 人の愛情で―
{\an8}その結晶で できてるんですね
{\an8}(ナレーター) 愛あふれる酒 そして―
{\an8}こんなお店も…
{\an8}(室谷)カッコイイ!
{\an8}バーテンダーさんですね さすが
{\an8}なんか ご主人が 奥さまをイメージして
{\an8}作ったカクテルとか ないんですか?
(安(やす)さん)厳しい質問ですね
{\an8}(室谷)乾杯!
{\an8}(ナレーター) おじさんバーテンダーの 浜の名物料理に…
この大きさ (室谷)550円ですよ
{\an8}(ナレーター) 脂乗り抜群 市場の激安定食
{\an8}今回 2人が訪れた港町は…
{\an8}余市(よいち)にやって来ました
{\an8}寒い! 寒いですけれどもね
{\an8}余市には 日本海の おいしい物が
{\an8}たくさんあるんですよね
夏はフルーツ でもね 冬も 脂の乗った おいしいお魚などが…
たくさん… あります…
{\an8}うっとりしていますね 類(るい)さん
{\an8}あっ…
{\an8}まさか これは… (吉田)これはですね
{\an8}当然 ニッカじゃありませんか
余市といえば“ニッカウヰスキー”
このね 琥珀(こはく)にね
スノーホワイトの風景を 溶け込ませて…
{\an8}フフッ…
{\an8}行きますか? (吉田)行きましょう
{\an8}ねっ? おいしい物 探しに行きましょう
{\an8}(ナレーター)酒と 登山をこよなく愛し
{\an8}日本全国 旅を続けています
(俳句を読み上げる声)
これは どなたの句でしょう?
{\an8}(ナレーター) もうひとつの顔は―
{\an8}俳句の愛好会をまとめる 業界きっての酒場詩人
{\an8}さあ 今日は―
{\an8}どんな出会いが 待っているのでしょうか
(男性)ようこそ 余市まで これ あの… シャケの燻製(くんせい)です
これ お酒にピッタリ
(ナレーター)早くも類さん 熱烈歓迎
{\an8}ここ余市町(ちょう)は―
{\an8}〝良い地〞という 名前どおり―
{\an8}縁起の いい町として人気
漁業も盛んで―
ニシンやカニなど 日本海の海の幸も楽しめる港町です
(室谷)なんだか こう いい香りがしてきましたよね
フワ~ッと こうね 香ばしい香りが (室谷)はい
{\an8}燻製屋さんが あるんですよ
{\an8}(吉田)これ 何の燻製なんですかね?
おジャマしてみましょう (吉田)あっ はい
{\an8}(ナレーター) 創業64年
{\an8}南保留太郎(なんぽ とめたろう)商店
{\an8}素材は 前浜(まえはま)で取れる 旬の魚介類が中心
店内には 燻製の香りと共に―
およそ30種類の商品が ズラリと並びます
(室谷)この何とも言えない 香ばしい香りが たまらないですね
(吉田)なんか楽しい感じ… (山崎)いらっしゃいませ
(吉田・室谷)こんにちは (吉田)これは?
これはね ホッケになります (吉田)ほうほう… ホッケ
{\an8}(山崎さん) ホントに 昔ながらのね 作り方してますので
{\an8}うんうんうん…
{\an8}うまみというか甘みが たっぷりですね これ
{\an8}ミリン干しの燻製に なりますのでね
(ナレーター)素材の味付けは シンプルな調味料だけ
昔ながらの 低温で燻す “冷燻”という製法を中心に―
魚介本来の濃厚な うまみを 最大限に引き出しているのです
これはね たこの頭になります
{\an8}(吉田)あ~…
{\an8}(室谷)これが… (山崎さん)足の部分
あと 口の部分ですね (室谷)口?
たこの口? (山崎さん)そうです
{\an8}(ナレーター) 余市産のたこを 余す所なく 燻製に
{\an8}たこの口 たこトンビ
{\an8}そのお味は?
あっ… すごい弾力ある
{\an8}(室谷)私 実は 燻製の濃い~味は―
{\an8}ちょっと苦手だったり したんですけど
{\an8}進みますね (吉田)これが―
{\an8}もう 合いますね (室谷)いつから…
{\an8}さっきから 持ってました?
これ 神さまが上から…
もう我慢できなくなったんですね? (吉田)そうですね
(ナレーター)類さん お酒が もっと おいしくなる とっておきの―
燻製があるんですよ
(室谷)オ~ッ! カニだ (吉田)はぁはぁ はぁはぁ…
{\an8}(ナレーター)外に 並ぶ小さな燻製小屋
{\an8}中には―
{\an8}ヘラ蟹(がに)と呼ばれる カニがギッシリ
{\an8}地元でしか ほとんど 流通しない―
{\an8}ワタリガニの一種で
燻製にすることにより 甘みと うまみが増すんです
ウ~ン! おいしそう
あっ おいしい (山崎さん)ありがとうございます
(室谷) 類さん うめえカニだ こりゃ
ふだん食べるカニが 更に こう おいしくなって―
うまみが ギュッと 凝縮されたような感じですね
あっさりした中に ものすごい甘みが―
広がってますね これ
いやぁ もう これ… (室谷)ウ~ン おいしい
ここだけで 出来上がって しまいそうな気がする これ
(ナレーター)類さん 出来上がる前に これも いかがですか?
{\an8}野菜の燻製
{\an8}優しい味付けで燻した じゃがいもをどうぞ
うん…
(室谷)ふ… 普通?
(笑い声)
普通っていうのは…
(ナレーター) このままでは伝わらないので―
室谷アナ プロの感想をお願いします
{\an8}ほら (笑い声)
(室谷)普通なんですけど 味が濃いような感じがしますね
(山崎さん)そうですね
(ナレーター)素材のうまみを 最大限に引き出すのが―
燻製の醍醐味(だいごみ)なんです
更に 南保留太郎商店の隣に 気になる建物が…
{\an8}カフェレストラン その名も〝燻香廊(けむかろう)〞
{\an8}(吉田) これは 古民家をね 一部というか―
{\an8}中を材料に 使ったんでしょうね
(室谷)改装されたんでしょうね
(吉田)クラシックモダンという 感じでしょうかね
(コーヒー豆をひく音)
(ナレーター)燻製された豆を 自分でひく燻製コーヒー
まず香りを楽しんだら…
(南保さん) 燻製コーヒーです まず―
{\an8}ブラックで 楽しんでみてください
{\an8}(吉田) アア… いい香りが
あっ ホント 全然まろやかですね
(南保さん)苦み 酸味 そういったものの角が取れるんです
豆をいただいたり 選んだりしたときに―
ちょっと 遊び心で 燻製かけてみたんですよ
(吉田) はぁはぁ… あっ そういう…
最初は もう 遊び心というか 思いつきだったんですか
(ナレーター)深~い香りの 燻製コーヒーには こちら
{\an8}燻製した かぼちゃを 使ったチーズケーキ
{\an8}ほのかに鼻に抜ける 燻製の香りが―
{\an8}クセになる逸品
{\an8}更には―
{\an8}燻製野菜を煮込んだ ポトフなどが人気
燻製のように じっくり のんびりと 時間が過ぎていくカフェです
(吉田)これ真だら?
たらが並んでますね (吉田)うわぁ
この時期 おいしいんでしょうね (吉田)ねえ
{\an8}(ナレーター) こちらは昭和(しょうわ)5年創業
{\an8}余市の台所 柿崎(かきざき)商店
{\an8}目玉は 毎朝 仕入れる 旬の魚介類ですが―
{\an8}実は併設する こちらの 食堂が すごいんです
{\an8}(吉田)定食なんですが (室谷)そう
この大きさ
こんな… もう なかなか 最近 こんな大きなホッケは―
見ないんですけど (室谷)いや ホントですね
(柿崎さん)これで550円… (室谷)ホントですか?
550円ですよ
(ナレーター)なんと550円! 港町の おもてなし価格
いくら丼があるんですが いくらが たっぷり載った この いくら丼
これは 会長 おいくらですか?
{\an8}今 シャレを言った?
{\an8}あっ 違う違う… 違います 違います
{\an8}あっ 違うの? (室谷)シャレじゃない
(ナレーター) 「吉田類の北海道港町めぐり」
{\an8}余市の台所 柿崎商店で―
{\an8}浜の名物定食を いただきます
この大きさ
これはですね… もう なかなか 最近 こんな大きなホッケは―
見ないんですけど (室谷)いや ホントですね
会長 これ おいくらなんですか? (柿崎さん)これで550円…
{\an8}(室谷) ホントですか?
{\an8}550円ですよ
{\an8}それぐらいじゃないと 合わないんじゃ…
えっ? いや なんとか やっていけんでねえけ?
へ~え…
これ うわぁ… また すっごい よく脂が乗って
(室谷)ホントですね 脂乗って… うわぁ おいしそう
(吉田)こぼれんばかりの ホクホクの身 これ見てください
うんうんうん…
あっさりした うまみが… これ どういうわけでしょうね?
妙に この… これ 脂のうまみなんでしょうかね
{\an8}(ナレーター) 甘み たっぷりの 脂が特徴の―
{\an8}余市産ホッケ
{\an8}これで550円は 安い
{\an8}私のほうには いくら丼があるんですが
いくらが たっぷり載った この…
{\an8}あっ 違う違う… 違います 違います
{\an8}あっ 違うの? (室谷)シャレじゃない
{\an8}たまたま そういう 流れになりましたけど
{\an8}(ナレーター) いくら丼は いくら?
{\an8}正解は 880円
{\an8}自家製の醤油(しょうゆ)漬けで 作った自慢の逸品です
{\an8}(室谷) いくらが光って すごく おいしそうなんです
ウ~ン…
幸せ
(吉田)こういう非常に庶民的な 感覚で 贅沢(ぜいたく)っていうのは ホントは
できるもんやと思いますね うん
(室谷)よくいらっしゃるんですか (女性)はい
いちばんです ここが 食材 すごくいいですよね 新鮮でね
(ナレーター) 地元客にも大満足な味と値段
港町にある食堂ならではの心意気
屋根に 降り積もった雪 余市町の冬です
でも 夏の気温は30度にもなり―
フルーツにも“良い地”なんです
特に 余市産のブドウを使ったワインは
全国的にも人気ですが…
{\an8}(室谷)こちらが ニッカウヰスキーの―
{\an8}工場です 立派ですね
{\an8}(吉田) ねえ これがね…
{\an8}このアーチ型の門を くぐってですね 来ると
フワ~ッと こう広がるわけですね (室谷)この景色が広がります
(吉田)いやぁ このね またね 赤い屋根と石造り
いい… 合うじゃないですかね
(室谷) 雪景色にも また合いますね
(ナレーター) “ヒゲのおじさん”でも おなじみ
世界に誇る余市のニッカウヰスキー
今では珍しい―
石炭 じか火の製造を行う 蒸留所なども見学できます
{\an8}(室谷) 〝ウイスキー倶楽部(クラブ)〞
{\an8}オシャレですね
(室谷) 今 入れていただいているのが―
“シングルカスクウイスキー 25年”
(古屋さん)“シングル” 1つの樽(たる)からだけの原酒で―
造られています 25年 熟成した原酒です
うん…
ハァ~ッ… (室谷)フフッ…
たまりません
(ナレーター)類さんも思わず うなる
{\an8}ここでしか 飲むことができない―
{\an8}貴重なウイスキーの原酒
{\an8}25年 熟成された深みと
{\an8}アルコール度数 およそ60度
本物の大人の味わい
(店員)竹鶴(たけつる)の25年っていうのが (室谷)あ~…
これは 度数が43度になってるので (室谷)じゃ これを是非
{\an8}(ナレーター) ウイスキー初心者の 室谷アナが飲むのは―
{\an8}〝竹鶴 25年〞
{\an8}アルコール度数43度の 穏やかな甘さと―
{\an8}ほのかな苦みが特徴
(吉田)うん…
オ~ッ…
喉が熱くなってきますけど おいしい…
大人の味
{\an8}(ナレーター) ニッカウヰスキー 〝竹鶴〞
{\an8}創業者 竹鶴政孝(まさたか)から 取った名前です
“日本で 本格的な スコッチウイスキーを造りたい”
{\an8}その思いから 単身 スコットランドへと渡り
{\an8}ウイスキー作りを習得
{\an8}この〝竹鶴ノート〞は のちに日本における―
{\an8}ウイスキー作りの 教科書となり
{\an8}政孝は〝日本の ウイスキーの父〞と―
{\an8}呼ばれるように なったのです
(室谷) そこで ウイスキーのことを学んで
そして ステキな出会いも あったんですよね?
(古屋さん) ジェシー・ロベルタ・カウンさん
“リタさん”っていうふうに通称… (吉田)リタさんね
ええ あの… 伴侶を得て 帰ってきたという
{\an8}(ナレーター) のちの伴侶となる リタと出会った政孝
{\an8}周囲の反対を押し切って
{\an8}リタと共に 日本へ戻り―
{\an8}余市へと たどりつきました
{\an8}(古屋さん) 年の平均気温が―
8度 スコットランドと余市 大体 同じくらいなんですね
冷涼な気候が ウイスキー造りには適していると
海も近いっていうこともありまして 湿度が適度にあると
そういう さまざまな要素があって
最適地ということで 選んだわけですけども
もうひとつ リタさんへの愛情もあったんですね
やっぱり スコットランドの地に… 環境に似た所でと
{\an8}(ナレーター) 夫を支え続けたリタ
{\an8}2人の思いが ウイスキーを―
{\an8}最高の琥珀色へと 変えたのです
{\an8}(吉田) 酒は愛というのが 分かるでしょう
{\an8}全て そういうね 人の愛情で―
{\an8}できてるんですね
(ナレーター)続いて 室谷アナが一句
はい どうぞ
うん… (室谷)フフッ…
フフフッ… なんか だんだん 落ちそうになってきた…
{\an8}あの… 類さん 雪が降ってきました
{\an8}(吉田)ほら… (笑い声)
(ナレーター)室谷アナ 大雪になってしまいましたね
さあ 気を取り直して 夜の余市へと向かいますか
(室谷)温(あった)まりたいということで
こちらで ご夫婦で 営まれている居酒屋さんなんです
ほうほうほう…
{\an8}(室谷) 〝やす幸(こう)〞というお店
{\an8}おジャマしてみましょう こちらに
(室谷)カッコイイ!
やっぱり 手つきが バーテンダーさんですね さすが
(ナレーター) 謎のおじさんバーテンダーが登場
{\an8}身も心も芯から温ま~る 名物料理のオンパレード
{\an8}「吉田類の 北海道港町めぐり」
{\an8}余市の居酒屋 〝やす幸〞で―
まずは キンキンに冷えたビールで 乾杯といきましょう
(室谷)手前側は洋風で 奥に行ったら畳があったりして
ちょっと また 変わった店内ですね
(安さん)BGMが そしてね ジャズなんですよ だからね
取り柄がない店だって 言われますけども
それを喜んでいただいて…
(吉田)いやいや それ自体が 十分 取り柄じゃないですかね
(ナレーター) 接客は ご主人 安晃世(あきつぐ)さんが担当
料理は 奥さんの美津子(みつこ)さんが作ります
{\an8}そんな 家庭的な雰囲気に―
{\an8}常連さんと 酒縁社会の挨拶
{\an8}(吉田)乾杯 (室谷)わあ…
{\an8}盛り上がってるところ 失礼いたします 乾杯
結構 飲んでるんですよ
{\an8}そうですね
{\an8}(女性) 美人の若い方と…
(吉田)いやいやいや… (室谷)もっと言ってください
(男性)“もっと言ってください” (笑い声)
(安さん)あの… 湯豆腐 (吉田)あっ…
(笑い声)
(室谷)こちらでは湯豆腐が?
{\an8}(安さん) はい 今 冬の時期はね
{\an8}(室谷) あ~ 温まりそう
{\an8}(ナレーター) こちらは―
{\an8}常連客が必ず注文する 人気の湯豆腐
{\an8}たっぷりのお野菜と お豆腐の優しい味が
{\an8}体を温めてくれます
うん…
この あっさりのダシ味 これ最高ですね
タレ そんなに味 濃くないですね (吉田)もう すんなり
(室谷)ゆずの味しません?
(安さん)北海道の方 あんまり ゆず使わないんですよね
(室谷) ご主人 関東のご出身ですか?
(安さん)今は もうね なくなってしまったんですけれども
あの… 山王(さんのう)ホテルって… “二・二六事件”ってありましたね
(ナレーター)“二・二六事件”で 有名になった山王ホテルで―
この姿は?
(安さん)バーテンダーです
(吉田)あっ なるほど (室谷)それで あのカクテル
{\an8}(ナレーター) かつて東京にあった 山王ホテルで―
{\an8}バーテンダーとして20年
その後 奥さまの美津子さんと出会い
30年前に 余市で居酒屋を始めたんです
{\an8}ご主人オススメ
{\an8}日本酒を使った カクテル サムライから
これね… 効くと思いますよ
(安さん) 切れ味がよく レモンとライムです
ただそれだけ (吉田)それだけなんですか?
(室谷)切れ味がいいんだ?
(ナレーター) 日本酒カクテル サムライの切れ味
お見事
そして 室谷アナには ご主人 渾身(こんしん)の一撃が…
(室谷)カッコイイ!
やっぱり 手つきは昔のまま…
{\an8}(安さん) シリパっていう山が あるんです
{\an8}余市の象徴です
{\an8}その山がね 夕暮れを…
{\an8}赤く燃えてるとき
あっ… うん
オレンジみたいな… カンパリ (安さん)オレンジも入ってます
(室谷)でも あとから こう シュワッと来て
おいし~い
(ナレーター)ウオツカをベースに―
カンパリ オレンジ ソーダなどを入れた―
オリジナルカクテル“シリパ”
余市の山 そして 夕焼け空を イメージしたカクテルです
{\an8}(安さん) おまちどおさま
{\an8}(室谷)あっ…
{\an8}これがウニのダシで… 玉子とじです
{\an8}(吉田)あ~…
{\an8}(室谷) うわぁ おいしそうだ
{\an8}鍋に入ってるんですね (安さん)はい
{\an8}(ナレーター)こちらは ウニとニラの玉子とじ
{\an8}ウニのダシたっぷり そして―
{\an8}いっぱいのニラを入れ 究極の玉子とじに
{\an8}自慢の浜の名物です
うん…
(吉田)結構 あっさりした感じなんでしょうが
思いっきり 磯の香りと―
ウニの あの… ソフトな まろやかなダシなんですね
(安さん)はい フフッ… (室谷)オ~ッ…
ウニのダシ うまみが出てますねえ
(吉田) これを食べると とにかく… ねっ?
強いお酒と この ご飯を 同時になんていうぐらい…
…の味付けです
(ナレーター)うまい料理に ニッカの ウイスキーも どんどん進む類さん
{\an8}こちらは 余市産の ホッケの煮込み
{\an8}これでもかという 肉厚の身が特徴の―
{\an8}余市産ホッケ
{\an8}これ また お酒が進みます
(室谷)ずっとバーテンダーさんを されてたんですもんね
いろんなドラマを 見てきたんですもんね
{\an5}(安さん) ねえ… 気をつけたほうが いいですよ 女性はね
フフッ… そうですか?
(吉田)それは 男性が―
女性を気をつけたほうが いいということですか?
(安さん)あっ そうですね それ 今の時代になりましたね
(吉田) 多分 あのカクテルの数だけ―
マスターの恋の歴史もあると思って 間違いないでしょうね
雰囲気です 雰囲気 (室谷)雰囲気?
ただ単に飲んではダメです 楽しみながら飲むには―
どうしたらいいか (吉田)そうなんですよ
{\an8}(ナレーター)大人の 飲み方を語り合い―
{\an8}大人のお酒で酔いしれる
{\an8}海の幸 そして―
{\an8}熟成した香り漂う 港町 余市で―
{\an8}おいしい料理を じっくりと堪能しました
(室谷)旅の終わりをカクテルで 締めるのは初めてですよね
あっ そうですかね
どうも どうも (室谷)乾杯
余市の夜に乾杯
{\an8}(ナレーター)すっかり 余市を満喫した類さん
{\an8}今度は どこの良い地 …ではなく
{\an8}港町に 行くとしましょうか?